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『ひころくの雑貨屋で…』
ひころく「おーい!帰ったぞ!」・
雑貨屋の中に向かって叫んだ
ワルサ「まったく、いつまで
待たせる気だ(疲)。」・雑貨屋の
奥から、自身の人形をもって出てきた
ひころく「お前。さみしくて、
人形遊びをしていたのか?」・ワルサに
訊いた
ワルサ「バカなことを言うな!これは
販売用だ(怒)!!」・ひころくに
向かって、声を荒らげた
チクワの声「初めまして(笑顔)。
ぼくは、チクワです!」
ひころく「販売用?そんなもの。
売れるわけがないじゃろ(呆)。」・
軽く、あしらった
ワルサ「まだ、2個しか作ってないが、
1個は、売れたのだぞ(怒)!!」・
人形を見せながら、ひころくに迫った
ひころく「わ、わかった(困)。
そう近づくでない…(嫌)。」
スズメ「これ。ドッヂのオジサンに、
おみやげ。」・ワルサに柑きつ類を
渡した
ワルサ「グレープフルーツではないか。
」・その柑きつ類を見た
スズメ「ギャラクシーフルーツだよ。
みずみずしくて、ハジけるような
フルーツなんだって(笑顔)。」
ワルサ「ほう。見ためは似ているが、
このまま食べられるのか?」・スズメを
見た
スズメ「うん。」・うなずいた
「パク。」
語り手「ワルサは、その柑きつ類を
食べた。」
「パン!」
語り手「ワルサの頭の中で、
ハジけるような音がした。」
ワルサ「・・・・・。」・よだれを
垂らしながら、遠くを見ている
チクワの声「ぼくも、いただきますね
(笑顔)。」
「パン!」
ひころく「スズメ。夕食の準備をするぞ
。」・雑貨屋へ入っていった
スズメ「はーい!」・ひころくに続いた
『雑貨屋の2階で…』
ワルサ「星々の誕生が垣間見えた…。
」・右手で自身の顔に触れた
ひころく「みんなで作った料理は
ウマいわい(喜)。」・カボチャの
スープをひとクチ飲んだ
語り手「ひころくたちは、テーブルを
かこって、食事をしている。」
スズメ「ろくサマ。リュウくんの
ことなんだけど…。」・ひころくを見た
ひころく「あの小僧が、どうかしたか?
」・ホネつき肉を食べながら言った
スズメ「アイス屋さんのところで、
居なくなったの。」・そういって、
ストローで赤色のジュースを飲んだ
ひころく「どうせ、飽きたから家に
帰ったんだろ。」・ホネつき肉を持って
、クチをモグモグさせている
スズメ「浮気だと思う。」・ワルサの
クチに、赤色のジュースを注いだ
ワルサ・ひころく「ボフッ!」・
ふたりは、吹きだした
ワルサ「げほっ!げほっ!なんだ、この
飲み物は…。」・むせた
スズメ「ボルケーノといって、とても
辛いジュースなんだよ。」・ワルサに
説明した
ワルサ「そんなもの。よく平気で
飲めるな…。」・ムセながら、スズメを
見た
スズメ「うん。なんとなく。」
ひころく「浮気って、そんなことが
あるか(怒)!?」・スズメに向かって
言った
スズメ「もう、おそいよ。」・
冷やかな眼で、ひころくを見た
ひころく「しゃらくせぇ!!」・自身に
憤慨した
チクワ「まぁまぁ。落ちついて
ください。」・ひころくをなだめた
ひころく「ぐぬぬぬ…。」・イカリで
震えている
チクワ「さっ。このジュースを飲んで。
」・緑色のジュースをひころくに渡した
「ゴクッ。」
語り手「ひころくは、緑色のジュースを
飲んだ。」
ひころく「ぐっ!」・のけぞった
チクワ「ノケゾリーノという飲み物です
。気分は、どうですか?」・ひころくに
たずねた
ひころく「とんでもなくニガイ…。」・
ノドを押さえながら、舌を出した
ワルサ「そのリュウというのは、
どんなヤツだ?」・スズメに訊いた
スズメ「えーと…。」・水晶玉を出して
、そこに映るリュウをワルサに見せた
ワルサ「ふむ。こいつか。」
スズメ「ほら、ここ。アイスを
ひとクチ食べたら消えたの。」・映像の
中のリュウを指した
ワルサ「なるほど。このビミョー?が
原因だな。」・水晶玉を見ながら言った
チクワ「正式な名称は、ビミョーダ・
トライアングルですよ。3個乗せを
頼むと姿が消える、という都市伝説が
あります。ちなみに、ぼくのは、
生まれもっての性質ですけどね(笑顔)
。」・ワルサに言った
ワルサ「・・・・・。」・チクワを
見ている
チクワ「ろくサマ。こっちの黒い方を
どうぞ。」・ひころくに黒のジュースを
ススメた
ひころく「いらん。」・断った
チクワ「え〜、おいしいと思いますよ。
」・黒いジュースを飲んだ
「ファサ…。」
語り手「チクワのヒゲが落ちた。」
ひころく「お前。自身の顔を見てみろ。
」・チクワに手鏡を渡した
チクワ「あっ!ぼくの、おヒゲが(驚)
!?」・手鏡を見て言った
語り手「これは、ヒゲソリーノという、
ジュースである。」
ワルサ「聞くと見るとでは、
大違いだな…。」
語り手「ワルサは、チクワを初めて
認識した。」
『翌日…』
ひころく「スズメ。新しい発想を
得たいから、ウチ(雑貨屋)に
ないモノを買ってこい。」・スズメに
サイフを渡した
スズメ「うん。」・うなずいた
ひころく「ただし、あまり高いモノは
買ってくるなよ。」・作業場へ向かった
『町を歩くスズメとワルサ…』
ワルサ「なぜ、オレまで…(不満)。
」・スズメの隣で言った
スズメ「ドッヂン。ミソポタ・
タタミベヤだって(笑)! 」・店の
看板を指して、ワルサに言った
ワルサ「ドッヂン?」・スズメを見た
スズメ「長いから、ちぢめたんだよ。
」・ワルサの方を向いた
語り手「ドッヂのオジサン→ドッヂンと
いうことらしい。」
ワルサ「まぁ、いいか。」・町並みの
方に眼をやった
スズメの声「今度は、オカモチ・ペペペ
(笑)!」
ワルサ「ところで、お前は、いつから
あの雑貨屋に居るのだ?」・スズメに
訊いた
スズメ「うーんとね。半年。」・
ちょっと考えて答えた
ワルサ「ほう。」
スズメ「アタシが人になった時だから、
それくらい。」・ワルサを見た
ワルサ「人にか…。」・正面を向いた
スズメ「うん。アタシは、
もともと鳥の雀だったの。ケガをして、
倒れていたところをろくサマに
助けられたんだ。」・身の上を話した
ワルサ「・・・・・。」・静かに
聞いている
スズメ「それでね。ろくサマは、
回復魔法が使えないのに、一生懸命、
アタシに魔力を注いでくれたんだ。
その、おかげで人になれたんだよ。」・
満面の笑みで、ワルサに言った
ワルサ「う、うむ…。」・スズメの
笑顔を見て、ほほを赤らめた
『その頃の、ひころくは…』
ひころく「静かだと思ったら、チクワが
おらんの。」・周りを見た
語り手「作業台の上に、手紙が
置いてある。」
ひころく「ん?いつの間に…。」・
すぐ横の手紙に気づいて前足にとった
手紙の内容「ちょっと、お城に
行ってきます。チクワ。」
ひころく「そういうことか。」・手紙を
見ている
『一方、スズメとワルサは…』
スズメ「ドッヂン。さっきと姿が違うよ
。」・隣のワルサを見た
ワルサ「ふむ。元に戻ったか。おそらく
悪い考えを持つ者は変になる、という、
呪縛から解放されたのだろう。」・
店先の商品の鏡を見て言った
こういう感じ↓
スズメ「よかったね(笑顔)。」・
そういって歩き出した
「ガッ。」
スズメ「わっ!?」・何かに、
つまずいて倒れそうになった
ワルサ「大丈夫か?」・スズメを支えた
スズメ「ありがと…。」
チクワの声「いてて…。よそ見を
していた…。」
『花屋で…』
スズメ「ろくサマに花をあげようかと
思って。」・店内を見ている
ワルサ「ならば、花束にしたらどうだ?
いろんな花を少しずつ、いれれば
喜ぶだろ。」・スズメに提案した
スズメ「うん。そうする(笑顔)。」・
うしろのワルサを見た
『ひころくの作業場で…』
スズメ「ただいまー!」・ワルサと共に
作業場に入ってきた
ひころく「どうじゃった?」・
振り向いて、スズメたちを見た
スズメ「はいコレ。」・ひころくに
花束を渡した
ひころく「なんじゃ花か。ワシは、
こんなモノを…。」・自身の持つ花束を
見てから、スズメを見た
スズメ「ホンダマに飛ばしちゃったから
。それと、いつも、ありがとう、という
気持ちの両方。」
ひころく「スズメ…(感動)。」・眼を
ウルウルさせた
ワルサ「オレからは、コレだ。」・
土偶(どぐう)をひころくに見せた
「ピュン!」
語り手「土偶の眼から光線が出て、
床をコガした。」
ワルサ「勝手に動き回ったり、侵入者を
撃退することも、できるぞ。」・土偶を
床に置いた
「ウィーン。」
語り手「土偶は、床をすべるように
移動を始めた。」
ひころく「いらん。」・ワルサの好意を
断った
ワルサ「仕方あるまい。スズメ。これを
消してくれ。」・土偶を指しながら、
その方を見た
スズメ「わかった。えい!」・土偶を
消した
ひころく「・・・・・。というか、
お前。姿が変わっておるが…。」・
しばらくスズメを見たあと、ワルサの
方を向いた
ワルサ「これが本来の姿だ。ちなみに、
カブトは、ジャマになったから
売り飛ばした。」・ひころくを見つつ、
腕を組んだ
ヒミコ「ワルサ。ちょっと来なさい。
」・元の世界(城の廊下)から空間を
越えて、ワルサを引っ張り込んだ
ひころく「どうなっておるんじゃ?」・
奇妙な現象を見て、首をかしげた