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一時間が終わり、休み時間となる前に、次の授業を確認をし準備する。
『数学…、』
そう呟きながら机の中の教科書から数学を取り出す。
高校の勉強については中学生の時にすべてできるようにしてある。
中月「ねぇ菜々ちゃんっ!」
『…どうしたの?』
最近はこの女がすぐ絡んでくる。たぶん、近づくなといったのに私が前と同じ距離感でいるからだろう。
中月さんが顔に近づいてくる。
少し身構えると
中月「そろそろ近づいたらどうなるか、わかるよね?」
と耳元にぼそっと言ってさっていった。
『…おぉ…、』
ここまで剣持刀也に執着をするのか、と少し感心する。
まぁ好きだからしょうがないのか…、しょうがないのか?
わからない。
剣「…大丈夫ですか?」
『え、』
『なにがなにが?!大丈夫だよ!急にどうしたの?』
剣「少し顔色が悪いですけど…」
『え、あ、えっと…、』
昨日暗殺をした時に殺し方を痛くしろと言われたから少し醜くかった。
気持ちが悪い、かわいそうという感情ではない、そんな感情は私の中にはもうない。
なれてしまったから。
…暗殺で対象が気持ち悪くて顔色が悪いなんて言えないな…
『貧血…とか?』
剣「なんでそんな疑問気味なんですか…?…早く保健室いきますよ。」
『いや、いいよ!!だいじょ』
剣「はいいきますよ、」
『ちょ、?!』
なぜ私は暗殺対象に保健室へ連れていかれているのだろうか。
中月さんもこっち睨んできてるし。
今回は私から近づいてないから…??!!
別に心配してくれているのをないがしろにしたいわけではないんだけど…!!
さすがに連れて行くのはないって…
…
もういっそのこと自分でいくから連れて行くのをやめてくれ。