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#太宰治(文豪ストレイドッグス)
百輪の花❀.*・゚
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続きです
あの日、織田作が死んだ日、
織田 [人を救う側になれ。どちらも同じなら、良い人間になれ]
僕は織田作に、そういわれた。
織田作が亡くなり、安吾も居なくなり、
僕から友人が消えていった。
残ったのは、中也とポートマフィア。
今まで何年も孤独だった。
だけど、今回は、
孤独に耐えられなかった。
中也はいる。森さんも。
僕が拾った芥川君もいる。
芥川君に生きる意味を作るとも約束した。
そして、遺言通り【武装探偵社】という所に入った。
そこに入る前は犯罪歴を消したりと結構大変だった。
入社試験も国木田君から合格をもらい、
二年後、敦君を探偵社に引き入れた。
私の周りには人が増えていった。
だけれど、どれだけ月日が経っても織田作が亡くなった後の
空虚感は消えず、孤独感を感じ、息がしずらかった。
私は22歳になった。
織田作が亡くなってから四年も経った。
身長は伸びた。体重も増えた。経験も増え、頭もよくなった。
だけど、心だけはあの日に止まったかのように、変化しなかった。
織田 [人を救う側に立て。どちらも同じだ、良い人間も悪い人間も、
お前には大差ないだろう……。人を救う側に立て。
人を生類いとしいと思えるものなら……、少しでもいい、正義の側に立て。]
探偵社に入って人を救ってきた。
何百もの事件を。時にはテロ阻止もした。
殺した数、詐欺をした数、脅迫した数、拷問した数、
そしてそれ以外をした数に比べたらまだ到底及ばない。
だけど、私なりに救ってきた。
そして、たまに思うのだ。
私が死んでも誰も困らない。って。
私が出社しないほうが仕事が捗っている。
私は異能を消すことしかできない。
私は頭脳がある。だが、乱歩さんと比べると?
乱歩さんがいれば私は必要ない。
私がチビ蛞蝓と芥川君に捕まった時、
誰も焦らなかっただろう。私が居なくなったことに対して。
あまりに卓越した頭脳を持って生まれてしまったが故に抱える、
私の孤独や生きる苦しみ。それを理解出来る者は誰一人居ないんだ。
ずっと、苦しいまま。
織田作も言ってた。私の苦しみをわかってくる人はいないと。
『Lupin』
Lupinで三人と盃を交わす夜は、不思議と、
この世界に三人しかいない気分になり、苦しみから解放された。
織田作が亡くなったあと、何度かLupinに向かった。
満たされると思って。昔の気分を味わえると思って。
でも、行く度胸が締め付けられ、息が詰まった。
太宰 『、おださ、く、』
苦しい。
誰もいない。
ずっと独り。
必要ない。
わかってくれない。
弱い。
辛い。
痛い。
しんどい。
消えたい。
生きたくない。
死にたい。
逢いたい。
おださく、今逝くよ。
聞いてほしい話がいっぱいあるんだ。
四年間、私の長い四年間の話だよ。
みんなへ。
平均身長を下回っている中也は、悲しまないだろう?私が嫌いなのだから。
もう嫌がらせができないのが心残りだよ。汚濁ももう使えないね。
芥川君。君は私のあとを追うかもしれない。
肺の病で長くないから、案外私が死んですぐ自決すると思う。
ごめんね。生きる理由、ちゃんと与えられなくて。
私が上司だった時すっごい厳しかったでしょ。
後悔はしてないよ。
ただ、もう少し褒めればよかったかもしれないね。
強くなったね。
森さんは私が死んだことを惜しく思うでしょ?駒として。
福沢さんは社員思いだから悲しむかな。
せっかく居場所をくれたのにごめんね。
誰よりも社員重いな背中がかっこよかった。
種田長官に私が感謝してたって言っといてよ。
乱歩さんも社長と似て社員思いだから悲しむと思う。
人に弱さを見せないから一人で悲しみに溺れる。
でもみんなあなたを尊敬してる。
一人で苦しまないでね。
与謝野さんは悔いると思うなぁ。医者である自分が、
自殺する社員を出してしまったから。
でも、私が選んだんだ。責めないでね。自分を。
谷崎兄妹はー、泣くと思う。
私が死んだ悲しさというか、仲間が死んだ悲しさでね。
元気でね。まだ若いんだから。
兄妹2人で、楽しく生きてよ。
賢二君は悲しむけどすぐに人を慰める側に回るはず。
優しい子だから、人の心配をする。
自分のことも、考えなね?
鏡花ちゃんはあんまり悲しまないかな。
ほかのみんなより関わりが少なくて時間が短いから。
でも、周りにつられて一寸悲しむかもしれないね。
君は、優しい子だから。
35人殺した業は消えない。
でもこれから、私のように、人を救う側に回りなさい。
少しは、楽になるかもね。
国木田君は最期まで私を理解できないだろう。
命を自ら断つ行為をする私を。
仲間の死を一番自責するタイプの人間だから。
二年間相棒だったんだ。悲しむだろう。
君のせいじゃないからね。
次期社長がずっと悲しんでちゃ社長も引退するとき不安だよ?
理想を追い続ける姿は格好よかったよ。
中也と同じで、君にもう嫌がらせが出来ないのが悲しいよ。
敦君は大泣きしそう。
私は彼の恩人だといっても過言ではないからね!
君に生きる理由をあげたのが私だから。
君を過去から引き上げたのも。
だからこそ、悲しむ。誰よりも。
でも私にとらわれちゃ駄目だよ。
君はもう、立派なんだから。
強くなったね。
安吾。
いろいろ世話になったよ。監獄に居た時の伝達係とか、
敦君たちを導いてくれて有難うね。
また、お酒を飲みたかった。
織田作のこと、忘れないでね。
君だけだよ。あの店の思い出を持っているのは。
皆、有難う。
さようなら。
太宰治
ポートマフィアと仲良く読んでね!
太宰治。
享年、22歳。
死因、入水自殺。
コメント
1件
うわっ…第2話、めっちゃ重いけどめっちゃ刺さったわ…。織田作の遺言がずっと太宰にのしかかってたんだなって思うと胸が苦しい。遺書のひとことひとことに、それぞれのキャラへの想いが詰まってて、特に国木田とか敦への言葉が切なすぎる。自分が必要ないって思う孤独感の描写がリアルで、読んでて息苦しくなった。でも、それでも人を救い続けた太宰の強さと弱さ、両方感じたよ…。