今日はいよいよ体育祭。
グラウンドはバタバタしています。
「獅子野くん!ちょっとこっち来てくれる?」
「あっ!はい!」
うぅ…
重い…
「あっ、湊ー!」
この声は…
颯馬が笑顔で駆け寄ってきた。
ドキッ
実は昨日…
「なぁ、親父。ちょっといいか?」
家族の中では1番仲の良い親父。
「僕、なんか最近変なんだよね、なんかさ、見ただけでドキドキするって言うか…なんか、心がギュッてなるって言うか…」
「それ、お前恋したんじゃないか…?」
驚いたようにそう言った親父。
こ、恋…?
「手伝おうかー?」
「い、いや!いいよっ!」
「りょーかい。それじゃ、」
頭を撫でてそっちへ行ってしまった颯馬。
し、心臓に悪すぎる、
多分、これは恋だと思う、
でも、最近悩みが…
また話してる…
田中さんと颯馬が仲良く話しているところをよく見かける。
なんか、最近颯馬は田中さんの事が好きなんじゃないかなって思うんだ、
なんか、モヤモヤする…
「獅子野くーん!こっち〜!」
「あっ、はい!」
今は、こっちに集中っ、!
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