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ゆゆゆゆ
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ゆゆゆゆ
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シャーロットチャァァン😭パパ生きててよかったね!?ピザガイとエリオット優しい
その夜。
雨が降っていた。
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セーフハウスとして使っているガソリンスタンドの事務所。
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シャーロットはソファで寝ている。
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ピザガイは銃の分解整備。
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エリオットは無線機を弄っていた。
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「何してるの?」
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「暇だから周波数漁り」
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「趣味が終末世界に適応しすぎてるな」
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「褒め言葉かな?」
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褒めていない。
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その時だった。
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ザザッ。
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無線機からノイズが流れる。
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エリオットが顔を上げる。
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珍しい。
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生存者の通信ではない。
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もっと規則的だ。
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軍用。
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「ピザガイ」
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「ああ」
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彼も気付いたらしい。
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ザザザッ。
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『……こちら……前線基地デルタ……』
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途切れる。
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『繰り返す』
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『こちら第七防衛軍』
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軍だ。
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まだ存在していた。
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エリオットがダイヤルを微調整する。
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『ルナティック大型群接近』
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『各部隊は……』
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再びノイズ。
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だが。
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次の瞬間。
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一つの声が響いた。
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『こちらGuest1337』
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ピザガイの手が止まる。
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完全に。
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動かなくなる。
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「……ピザガイ?」
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返事がない。
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『Guest1337より各部隊へ』
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『南側防衛線を維持しろ』
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『退くな』
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その声は低い。
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落ち着いている。
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長年戦場にいる人間の声だ。
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だが。
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ピザガイの顔色が変わっていた。
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「知ってるの?」
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エリオットが聞く。
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数秒。
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沈黙。
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そして。
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「死んだと思っていた」
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ぽつりと呟いた。
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「え?」
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「昔の仲間だ」
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その言葉に。
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エリオットは目を見開く。
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軍時代。
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ピザガイがほとんど語らない過去。
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その時。
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ソファから声がした。
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「……今の」
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シャーロットだった。
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いつの間にか起きている。
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顔色が悪い。
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無線機を見つめていた。
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『こちらGuest1337』
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再び声が流れる。
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シャーロットの身体が震えた。
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「嘘」
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小さな声。
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「そんなわけない」
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エリオットが振り返る。
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「シャーロット?」
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少女は立ち上がる。
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目が離せなくなっている。
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無線機から。
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流れる声から。
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『各部隊へ』
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『生存者保護を優先しろ』
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『以上だ』
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通信が切れる。
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静寂。
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その中で。
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シャーロットだけが震えていた。
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「……パパ」
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誰も何も言えなかった。
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「パパの声だ」
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エリオットの目が見開かれる。
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「え?」
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「間違えない」
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シャーロットは無線機を掴む。
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まるで壊れ物みたいに。
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「間違えるわけない」
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声が震えている。
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泣きそうだった。
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「毎日聞いてたもん」
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沈黙。
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ピザガイはゆっくり目を閉じた。
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Guest1337。
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本名は別にある。
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だが軍では誰も本名を呼ばなかった。
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生き残り続けた兵士。
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何度も死地を越えた男。
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そして。
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シャーロットの父親。
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「生きてるの?」
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少女が聞く。
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誰にともなく。
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「ねえ」
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「分からない」
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ピザガイが答える。
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「だが」
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そこで言葉が止まる。
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黒い瞳が無線機を見る。
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「今の声は本物だ」
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シャーロットが息を呑む。
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「本当に?」
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「ああ」
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短い返事。
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だが。
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それだけで十分だった。
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少女の瞳から涙が零れる。
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「ばか」
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ぽろぽろと涙が落ちる。
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「ばかじゃん」
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「何年探したと思ってるの」
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エリオットは黙っていた。
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慰める言葉が見つからない。
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シャーロットは泣きながら笑う。
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「生きてるなら」
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「帰ってこいよ」
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その言葉が胸に刺さる。
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誰よりも。
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ピザガイに。
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彼も知っているからだ。
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前線に残る兵士が何を背負うのか。
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何を捨てるのか。
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どれだけ帰りたくても帰れないことがあるのか。
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長い沈黙の後。
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ピザガイが立ち上がる。
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ショットガンを肩に掛ける。
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エリオットを見る。
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「行くぞ」
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「どこへ?」
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「前線基地だ」
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シャーロットが顔を上げる。
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涙でぐしゃぐしゃになった顔。
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「え」
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ピザガイは当然のように言った。
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「迎えに行く」
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エリオットが笑う。
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やっぱりそうなると思った。
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危険。
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無謀。
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距離も遠い。
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だが。
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この男は昔からそうだ。
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大切なものを見捨てない。
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たとえ世界の果てでも。
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「了解」
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エリオットはライフルを手に取る。
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シャーロットは涙を拭く。
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「……絶対?」
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「絶対じゃない」
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ピザガイは答える。
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「だが会いに行く」
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それだけだった。
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その夜。
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三人は新しい目的地を決めた。
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ルナティックの大群が蠢く最前線。
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軍の最後の砦。
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そして。
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シャーロットの父親がいる場所へ。