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Jinto side
距離はあるけど
気持ちが離れるなんてことはなくて
はやちゃんの卒業からもうすぐ2年
はやちゃんの入試の時に渡したそれが嬉しかったからって
この間会った時に渡された合格祈願のお守りをポケットに入れて
お母さんが持たせてくれたお弁当を鞄に入れて
お父さんが買ってくれていたらしい有名な神社の鉛筆を削って筆箱に入れて
大学に向かった
「はやちゃん、僕、進路決めた」
「お」
「はやちゃんと同じ大学…ではなくて」
「…まあ、だろうな。…そっか、また、短くても2年?離れるのか…」
うわ、寂し…と呟きながら僕を抱き締めるはやちゃんに
「んー…」
とはぐらかすと
「…仁人は平気そうだな」
とはやちゃんのおでこをコツンと僕のおでこに当ててきた
可愛い仕草に少し笑いながら
「はやちゃんと、同じ、県の大学に、行きます」
と伝えると
「…マジ!?」
と勢い良く顔をあげたと思ったら嬉しそうに笑った
「…仁人は何の勉強すんの」
「…植物の研究…植物の力で身の回りの事が便利になるように、色々…」
「…なんか難しそうだな」
「…ふふ。植物が好きなだけだよ」
頑張って勉強して、絶対合格する
緊張はしたけど、
はやちゃんのお守りをぎゅってしたら落ち着いて
ちゃんと問題も解けたと思う
全部の試験を終える頃にはすっかり暗くなっていた
スマホの電源を入れて門まで歩く
「仁人!」
「はやちゃん!」
はやちゃんが会いに来てくれた
緊張が解けたのと
会えた嬉しさで飛び付きそうになったけど
ちょっと我慢して
でも頬が緩むのを隠せなくて
はやちゃんにほっぺたを掴まれて
「お疲れ」
と微笑まれた
僕の中にある好きは、はやちゃんに全部伝わっていると思う
だってはやちゃんもとても嬉しそうだから
僕たちは同じ顔で笑ってる
暗い道、こっそり手を繋いで歩く
はやちゃんは春休み
バイトもしばらく休めるって
一緒に帰る約束をしていた
駅までの道も今日は寂しくない
風が冷たくて顔も寒いはずなのに
今はちょっと熱いや
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展開が早くて感情がごちゃごちゃです笑 とりあえず無事合格して欲しいです😶😶
吉田おいちゃん
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