チ「何処だ、ここ?」
アタイはいつの間にか知らない場所に居た。
「アタイは何を、そうだ!大ちゃん!早くここから出ないと!」
そうして、辺りを見渡す、しかし何も見つからない。
チ「どうなってるんだ!何処だここ!」
いくら探しても、いくら凍らせても、
出口は現れない。
チ「クソっ!どうすれば!」
???「チルノちゃん。」
チ「えっ?その声は…」
聞いたことがある声だ、アタイがずっと会いたかった、聞きたかった声…
チ「大ちゃん…なの?」
大妖精「チルノちゃん…」
チ「大ちゃん…!アタイ…本当にごめん!大ちゃんの事、守ってあげれなくて…!」
その瞬間、涙が溢れでた。
泣いた、泣いた大声で、膝から崩れ落ちるようにして、泣いた。
そんな時大ちゃんが、肩を叩く。
大妖精「チルノちゃん。」
大妖精「本当だね、全部チルノちゃんが、悪いんだよ。」
チ「えっ?」
頭が真っ白になる。どういう事?今大ちゃんが…
大妖精「チルノちゃんが、助けてくれなくて、私すごい苦しかったんだよ?」
チ「あっ…」
大妖精「苦しかったし、痛かったし、助けて欲しいとも思った。けどチルノちゃんは、来てくれなかった。」
大妖精「私何か、間違ったこと言ってる?」
チ「いや、止めて!」
ダメ!これ以上は!頭が痛い!
大妖精「止めないよ、本当の事だもん。チルノちゃんは、私を助けてくれなかった。苦しんでた私を他所に遊んでたんでしょ?」
チ「違う!アタイは!」
アタイは!アタイは!
大妖精「もう、チルノちゃんが、殺したようなものじゃない?」
チルノ「えっ?いや、止めて!それ以上!言わないで!責めないで!出ないと…アタイ……アタイ…」
大妖精「でも、全て事実なんだよ、チルノちゃん。」
大妖精「もう一度、バカでも分かる言い方をしてあげるね。」
ダメだ、その先を紡がせてはいけない、その言葉を言われたらアタイは、アタイは…
大妖精「私を殺したのは、チルノちゃんなんだよ?」
あっ、
アタイは何のために生きてるんだろう…
その瞬間、世界が崩れさる。
出たかったと思っていた場所から出れ、来たかった世界に戻る。
されどもう遅い。
今から何をしたからと言って、大ちゃんは帰ってこないんだ。
世界が、大ちゃんが、黒く染っていく。
魔理沙「チルノー!!」
誰かの声が聞こえる。
まぁ、関係無いか、
あぁ、少し寒いな、アタイ。
最悪だ。
先程怒りを隠さず、暴れ狂っていたチルノが、闇に呑み込まれ、突然落下して行った。何をされた?いや、そんなこと考えてる余裕もない。
今すべきことは…
サ「喰らえ!」
そう言って、ブラスター、骨、青骨
等使える手を全て使う。
今すべきこと、それは、
ナ「これで1人、脱落だな。」
こいつを倒す、それだけだ。
魔理沙「魔空『アステロイドベルト』」
立て続けに魔理沙も、弾幕を放つ。
どうにかして、こいつを止めなくては、
ナ「はぁ、そろそろ飽きてきたな。」
その瞬間、
«バァァン»
そんな弾ける音と共に、
オレの攻撃も、
魔理沙の弾幕も
全てが無かったことにされる。
やはり正攻法では、絶対に勝てない。
どうすれば…
ナ「そろそろ終わらせるぜ。」
ナイトメアが、そう言った瞬間、
霊夢「なっ!?これは!?」
魔理沙「おいおい、マジかよ!?」
サ「悪夢ならそろそろ醒めても良いんじゃないか…?」
目の前に現れたのは、
無数の今までとは、比べ物にならないほどでかい触手だった。
もちろんそれを出したのは、ナイトメアで、それは、奴にはアレを操れるという事だ。
ナ「大丈夫さ、きっちり1人ずつ殺してやるからな。」
そう言った次の瞬間、
無数の触手は、オレたちを襲った。
霊夢「チィィ!」
魔理沙「くぅぅ!!」
霊夢と魔理沙が、お互いの武器を構える。
どうやらあれを止める気だ。
2人がまだ頑張るなら、オレも諦めて絶望なんてしちゃいられない。
3人であれを止める!
サ「『ガスター』ブラスター!!」
魔理沙「邪恋『実りやすいマスタースパーク』!!!」
霊夢「神霊『夢想封印』!!!」
そうして、それぞれの全力をぶつける。
敵わなくても、叶わなくてもやるしかないのだ。
サ「くぅぅ!!」
魔「かぁぁ!!」
霊「はぁぁ!!」
ナ「終わりさ、死ね。」
そう声が聞こえる。すると、
サ「なっ!?」
破られてしまった。3人の全力が、
これで終わり、負け、完全敗北だ。
???「ふふ、これで終わり?情けないわね。」
???「仕方ないから、私が手を貸してあげるわ。」
???「神槍『スピア・ザ・グングニル』」
その瞬間、全てが、消え去った。
脅威も、何もかも。
そのくらいの威力があった。
その時どこか『運命』が、変わる気がした。
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今回こちらの都合で、投稿が遅れてしまいました。申し訳ありません