中学二年の十二月。
あっという間に三ヶ月が過ぎた。
この三ヶ月、僕と彼女は毎日連絡をとっていて、ある勝負のようなものをした。
それは、テストの順位が自分の指定した順位より上だったら、お願いを1つ聞いてもらうというものだった。
そして今日、順位の発表がされた。
家に帰って連絡をとると、彼女も指定した順位より高かったらしく、僕は彼女の言うことを1つ聞かなければならなかった。
けど、それは僕も同じだった。
僕は彼女に言った。
『いつか話そう』
すると彼女は『3年後で』と言った
僕は『えー?高校2年生じゃん笑』と返した
その後、やっぱり変えて、これからも愚痴を聞いてもらう、というお願いにした。
そして、彼女についてわかったことがある。
彼女は気分屋で明るく、絵を描くことが好き
美術部に所属している。ということ。
美術部が活動する美術室は、グラウンドの見える校舎の四階にあって、よくグラウンドの部活を見ているらしい。サボるためだとか…、
僕は陸上部でグラウンドでやる部活だった為、彼女はよく僕のことを見つけているらしい。
見つけた日は僕に連絡をくれた。彼女が探しているのは僕だけだといいな、なんて考えていても、彼女は無情にも、他の男の子の名前を出す。それは僕の友達でもあるし彼女の友達でもある、同じ陸上部なのだからそりゃ見つけようとするよな、なんて思っていた。
すると、ある日彼女から連絡が来た。
それは不可解な質問だった。僕は真剣に返しつつ、どうしたんだろう、と少し心配になった。
なんせ、その質問の内容はいつもとは違い、少し暗い内容だったからだ。
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