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楽曲「s.o.s.」
作詞・作曲:竹原ピストル
出演:
🍃風真いろは
☄️星街すいせい
⚒️AZKi
―――
🍃…星が綺麗。
私は、さっき負けた。
勝負に。
なんの勝負かは忘れた。
それくらいショックだった。
🍃…なんで道ってあるのかな?もう歩きたくもないのに。
きっと人より上の人が、下の人に指示して作ったのかな。
いつもの道を歩いてる時、ふと思った。
道がある理由…
自分で考えてるのによく分からないことを、まるで自分が全て理解しているかのように。
この世には何もないなんてことは無い…
道はきっと、人がもっと便利に生活できるようにつくられたんだ。
逃げ道はあるのかな、とか。
私を助けてくれるような道はないのかな、と。
考えてた。
アレを無しに出来る逃げ道なら、喜んで通ってた。
でも、そんなに都合の良いもの。
あるわけがない。
誰か、少しでも良いから私を慰めて…
☄️…だいぶ辛そうだね。
🍃…すいせい先輩?なんで…
☄️…偶然見かけただけなんだけどさ…いろはが有り得ないほど項垂れてたから。
🍃…そんなに分かりやすかったですか?
☄️いつも元気だからさ。精一杯の空元気だった気がして。
🍃…
⚒️いろはちゃん。
🍃え、AZKi先輩も…?
⚒️すいちゃんと一緒に居たんだ。私、どうにかして励ましたい。私達、力になれるかな…?
🍃…
慰められてる時…ふと、思った。
人ってなんで居るのかなって。
優しい人も、厳しい人も、怖い人も、無口な人も。
個体差によって、関わる時のメリットデメリットはある。
…なんでだろうなって、ぐるぐると考えて…
一つ、思い至った。
優しい人は、メリットだ。
でも怖い人は、デメリットだ。
ただ、怖い人が居なきゃ、優しい人のメリットは輝かない。
だからといって、怖い人が引き立て役なんて言うわけじゃない。
結論に至りそうで、至らなかった。
この世には、誰も居ないことなんてない…
人はきっと、人のために居る。
なら、初めは?
何のために、最初の人は生まれたの?
…それを考えても、答えは出なかった。
理由無き理由…そういうことにしておこう。
🍃…泣いて、いいですか?
☄️…良いよ。いくらでも。私は歓迎するよ。
⚒️いろはちゃん…辛いことがあったら、愚痴っても良いんだよ?
🍃………はい…
先輩の胸を借りて泣いた。
開き直って、愚痴を吐いた。
先輩たちが…思い詰めているような気がした。
でもそれを私に感じさせないように、少し堅く微笑んでたんだ。
ふと、私の存在意義について…考えたくなった。
なぜ私がいるのか…
そんなの、わからない。
考えても分からないことを、考えたくなった。
私の居る理由。
Vtuberとして、私はもう世界中にいる。
私のいない所なんて、何処にもない…
配信サイトが無くとも、風の噂。
興味が無くとも、偶然の出会い。
アイドルとかいう、一見偉大な肩書き。
でも肩身はクソほど狭く、辛い。
なぜ私は、そんな所にいるの?
繋がった気がした。
うまく、言い表せないけど。
何もない所なんてどこにもない。
人が居ないところなんてどこにもない。
私が居ない所なんてどこにも…ない…
人は人のために生きる。
アイドルという肩書を持ってる私は、人のためになれる存在じゃないか?
配信サイトは、人が動画を作って、人のために娯楽を提供する。
私に出来ることじゃないか。
私がやってることじゃないか。
だから、何だ。
…って考えた。
…だから何って考えてしまった。
でもやっぱり…考えることを。
…やめた。
誰か…私に教えて。
私のために教えてくれる人が居るんじゃないか?
人ってそういうものなんだろう?
でも、今は…いない。
すいせい先輩も、AZKi先輩も。
慰めてはくれてる。
しかもスケールが違いすぎる話なのは、理解してる。
でも、人は人のために生きるなら、誰か。
誰か、私に生きる意味を教えて。
人のために生きる私の意味を。
私のために…
私という存在の意味を…
…教えて。
何もわからない。
だからこそ。
全てに問いたい。
心から、s.o.s.
―――
見てくれてありがとうございました。
どうも、製作者の葵(改名済)です。
今作は、竹原ピストル氏のアルバム「すうぉ〜〜む!」にて収録曲「s o.s.」で、書かせていただきました。
この曲には、全ての存在の存在意義を根本から問いただしているような描写があるように思います(個人意見)。
歌詞には、次の通りにあります。
「何もない所なんて何処にも無い」
「誰もいない所なんて何処にも無い」
「私がいない所なんて何処にも無い」
3番まであるこの楽曲は、何かしらの存在の意味を問うような歌詞が特徴的です。
負けて喪失感のある風真いろは。
この子をベースに考えまして。
ある程度開き直って、悟ってる状態の子。
そういう子が最適でしたので、そういう感じでね。
そしてこの曲、歌詞は勿論のこと、曲としてもとても良い曲なので、一度聴いてみてはいかがでしょうか。
一度聴いていただければ、この小説の意味がよりわかると思います。
あ、ここで重要なことを一つ。
ボクは小説書くの下手です。
因みに竹原ピストル氏は、「よー、そこの若いの」という超有名曲もリリースしています。
全国ツアーとかもしてる凄い人なので、一度調べてみては?
何より、ボクの大好きな方なのでね…
それではまた。
※この小説は、あくまで個人的見解で描いた作品なので、人によっては違う考え方もあるかもしれません。そこだけご了承を…
コメント
1件
みぅです🤍 読ませてもらいました。 負けたあとの「道」の問いから始まって、存在の意味をぐるぐる考えるのが、すごくリアルで胸が痛かったです。 先輩たちが“無理に明るくしないで”って寄り添ってくれたのが、優しくて苦しくて…。 「何もない所なんてどこにもない」っていう楽曲の言葉が、物語の中でちゃんと生きてるのが素敵だなって思いました。 自分を支える意味を、他人に頼りたくなる気持ち、わかります。 重いけど、ちゃんと受け止めたい作品です。続き、待ってますね🌙
#hololive