「」Broooock
…ごめん。
僕の所為で、君は。
…君は、
消えてしまった。
「○○〜?」
「ねえ、○○〜?」
「○○〜、聞こえてる?」
「…○○〜、」
「…..返事してよ、○○、っ泣」
こんなに惨めな僕を見たら、君は幻滅してしまうだろうか。
元々僕は、君が思う程強い男じゃなかったんだよ。
君に振り向いて欲しくて、強くなろうと思ったんだ。
…君を自分の手で守ろうと思えたから。
でも、守れなかった。
僕の目の前で、君は轢かれてしまった。
今でもその映像が脳にこびり付いて離れない。
僕は助けられなかった。こんなんじゃ、彼氏失格だ。
僕の所為で、君は命を落としてしまった。
…謝って許されない事くらい分かってる。
でも、……ごめん。
…結局、あげられなかったなあ。
君に僕の苗字、あげようと思ったんだけどなあ。
…って言っても、僕の所為か。
僕の所為だから、誰も責められないよね。
僕には、誰も責める権利なんてないよね。
…ああ、○○。返事してよ、
ねえ。○○。
___「逢いたい。」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!