荒れ果てた戦場、淡路島。白川、神風、瀕死の透がそれぞれの意図を胸に戦いを続ける中、突如として空気が変わった。異様な呪力が周囲を包み込み、その気配に誰もが凍りつく。
「この感じ…まさか…!」神風が呟く。
「琥珀か…」白川の顔にもわずかながら緊張が走る。
空中に漂う黒い靄の中から現れたのは、かつて倒されたはずの呪詛の王、通称「琥珀」。その姿は以前と変わらないが、その目にはさらなる深淵が宿っていた。
「久しぶりだな、白川。お前たち、無駄なことをしているようだな。まさに愚の骨頂だ。」琥珀は不敵に笑いながらそう告げる。
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