テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
我ながら独占欲は多い方だと思う。
他より感情が薄い方だと思うが、それでも独占欲だけは他と同じようにあるのだな、とつくづく感じる。
だからまあ…大事な大事な番を独占し、自分の好きなように支配したいと思うのは仕方の無いことで。彼が自分の手元に居ないと落ち着かないのは当然である。
だが、ここまで独占欲が強いやつだったかな、と自分に対して問いたくなるのだ。
「ぁ゙♡やめ゙っぇ゙♡もぅ゙♡おながいっ゙〜〜〜♡♡」
与えられる快楽に依存し、僕から離れないようにしないと。
「おぉ゙っ♡や゙ぁ゙っ♡♡そぇしゅぎっ゙!?♡」
僕がいないとその自由な鰭を動かすことが出来ないくらいに。
「むぃ゙♡しぬ゙しぬ゙ィ゙〜っ♡♡♡」
僕と離れたら死んでしまうくらいに。
沢山僕の支配を。
なんて考えてしまって、彼を酷く犯してしまった。
どうしてここまで独占してしまうのか、どうしてここまで支配してしまうのか。僕にとっては未知なる感情のようで自分が怖くなる。乖離、というのだったような…と思いながらまた今日も、彼が自由にいる姿に少しの不安と嫉妬を感じて僕の海の中に閉じ込めるのだ。
あと少し、あと少しだけ閉じ込めることが出来れば、彼の心も体も全て僕の支配に堕ちてしまうなんて、この時の僕には考えることすら出来なかっただろう。と思う。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!