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「スポーツマンシップ」
俺の学校では秋頃になると球技大会が始まる。
俺はサッカーに出ることになった。
ポジションはキーパー。
キーパーは初心者だったが、チームの中では一番サッカー経験があったため選ばれた。
別クラスのキーパーは経験者で色々コツなどを教えてくれた。
敵である俺に。
球技大会当日。
対戦相手はあのキーパーがいるクラス。
彼は経験者なので自分のキーパーグローブを持っていた。
俺はずっと彼からグローブを借りていた。
すなわち今回の試合は素手という事になる。
試合が始まる直前、彼を見るとグローブをしていなかった。
「あれ?グローブは?」
「ないよ」
「なんで?」
「だってお前、グローブないじゃん」
彼は俺がグローブないから、使わないらしい。
「お互い頑張ろう」
彼はそう笑顔で言い、歩いて行った。
彼なりの優しさだったのかもしれない。
コメント
1件
え〜!これ、めっちゃエモいやつじゃないですか!😭✨ 敵チームのキーパーが、自分が持ってるグローブを主人公に貸してたの、もうそれだけで優しさ溢れてるのに、試合当日に自分も素手で挑むって…「お前がグローブないなら俺も使わない」って、スポーツマンシップの鑑すぎる😢💕 「彼なりの優しさ」って締めくくりも、じんわり胸にくる。こういうライバル同士のリスペクト、めっちゃ好きです!! 氷雅さん、また良い話書きましたね〜🌸🔥