テラーノベル
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蛍{hotaru}
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『秘密基地』
「放課後、例の場所で!」
小学生の頃、男子5人で秘密基地を作った。
学校から少し離れた小さな山で。
作ったと言っても、古びた小さな小屋を秘密基地にしただけだが。
放課後や休みの日。
俺たちはお菓子やジュースを持って、日が落ちるまで遊んでいた。
雨の日も。雪の日も。
今となったらいい思い出だ。
時が経ち、俺は高校生になった。
秘密基地のメンバーとは離ればなれになってしまったし、連絡先も知らない。
ふと秘密基地のことを思い出し、久しぶりに訪れた。
秘密基地はまだ残っていた。
しかし、長い年月が経ったので当時よりも古びており、穴も開いてしまっている。
だが頭の中は古き良き思い出でいっぱいになった。
いつかまた会えるだろうか……
あの日と同じように、この場所で。
コメント
1件
うわあ、なんだか胸がぎゅっとなるお話でした……。小学生の頃の秘密基地、あの「自分たちだけの特別な場所」があるってだけで毎日がキラキラしてた感覚、すごく分かります。大人になって戻ったら思ってたよりずっと小さくて古びてた、っていう切なさも含めて、時間の流れを感じさせる丁寧な描写が染みました。「いつかまた会えるだろうか」で終わる余韻、すごく好きです。続きが気になります!