テラーノベル
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続きです
重月 「、、、普通という概念をぶっ壊したいです。」
、、、いってしまった。
マイク 「、、、WOW.」
相澤 「、、、スゥッー、、、、」
根津 「、どんと来たね。そう思うようになった理由は?」
天 「、、、ヴィランでも、ヒーローでもない。
それが普通であることがおかしく感じました。
ヒーローは命を懸けて市民を助ける。
ヴィランは目的のためにルールを破る。
なら普通の人は?
守られるのが当たり前なのか。
ヒーローが恋愛する。自分の理由でヒーローをやめる。
そうなるとどんなに人気のないヒーローでも炎上する。
そんな世の中おかしいですよね?
それにヴィランの子供が周りからヴィラン扱いされるのもおかしい。
ヒーローでもヴィランでもない子供が普通の子供という基準があるからいじめられる。
だから、その”普通”の基準の”普通”の概念をぶち壊したいと思いまして、」
根津 「ふむ、、、つまり、、自ら”普通”をすてて、”普通”を壊したい。」
相澤 「でも、ヴィランになるわけにもいかない。」
マイク 「ヒーローしか道はない。でも、それを親が認めない。」
根津 「ってことだよね。」
天 「はい。ヴィランは動きにくいし、、」
根津 「、、重いね。」
相澤 「!、、重いな。」
マイク 「重いぜ。」
天 「、、、」
根津 「あぁ、ごめんね。話を戻すよ。
普通科に入れることはできないかな!私情で。」
天 「私情、、ですか。」
根津 「あぁ!そうさ!」
脅すような感じになるけど、、、まあいいか
天 「脅すような感じになってしまいますが、、、
普通科にはいることができないならUAにいることはできません。」
3人 「!?」
根津 「そうきたか、、」
天 「すみません。でも、ヒーロー科に入ることは親が認めない限り、、」
根津 「ふむ、、、」
相澤 「、、、ならば簡単な話、親を説得する。
できないならば、学校側も巻き込まないといけないな。一つの家庭に学校全体がな。」
天 「、、脅しには脅しですか。」
相澤 「まぁな。」
天 「、、3日。ください。それで決めます。」
根津 「OK!!」
相澤 「明々後日の9時にUAに来い。」
天「わかりました。ではこれで」
根津 「まってくれ。」
天 「、、なにか?」
根津 「君は、本当に普通科でもいいと思ってるのかい?」
天 「、、、”普通”という道を抜け出せるのであればどこでも、」
根津 「、、、そっか。またね!」
~重月天が去ったあと~
相澤 「どうしましょう。」
根津 「あの子は、、ヒーロー科に入りたいという目をしている。
でもそれを親が許さない。」
相澤 「、、、、根本的な”普通”にこだわる理由が必要ですね。」
根津 「重月家、、しらべてみようか。」
相澤 「普通にこだわる理由、、そうですね。調べましょう。
後、、ひとつ、気になったのですが、」
根津 「?」
相澤 「ヴィランに対する敵対心がないの、、気づきましたか?」
根津 「!、、、たしかに、、目的のためにルールを破る、、
ずいぶん言い方が優しいね。」
相澤 「それと「動きずらい」って言ってましたね。
あの子にとってはヒーローになるのは夢をかなえる道の一つで、
ヒーローにならなかったら、、
あの様子、ヴィランになること可能性も考えていた、、と。」
根津 「、、深い!」
マイク 「、、、」
相澤 「どうした山田。すいぶん静かだぞ」
マイク 「本名やめてぇ!?」
相澤 「(静かなほうがよかった)」
~家~
天 「ただいま。」
母 「おかえり。どう?」
天 「、、、ダメらしい。」
母 「ならUAやめなさい。」
天 「!それは、、」
母 「なに?わたしに逆らうの?」
天 「っ、、、ヒーロー科に入れば、けがはするよ。絶対に」
母 「わかりきってることじゃない。」
天 「、、、だから何って、私は思ってる。
怪我をするのは当たり前だし、私たちは怪我をしないとしてもヒーローは怪我をする。」
母 「”普通”そうなのよ!ヒーローは傷つく覚悟がある上でヒーローやってんの!」
天 「わたしだってその覚悟はある。」
母 「あなたにきずついてほしくないのよ!」
天 「だからと言って!私のしたいことまで奪うの?!いやだよ!」
母 「あんた、、いつからそんなに反抗するようになったの?
育て方を間違えたかしら。私の言うことだけ、聞いてればいいのよ!!!」
天 「そういう母さんのせいで!友達とも遊べなくて!ノリ悪いとか言われて!
友達もいなくて、そうやって!私の意見も聞かないつもり?!今までずっと我慢してきt」
天 「っ、!?」
母 「誰が生んであげたと思ってるのよ!!!あんたが生まれて!
好きなこともできなくなって!子育てのせいで!何年遊べなくなったと思ってるんだよ!」
天 「勝手に生んだんじゃん!誰も頼んでない!
好きに恋愛して!!生んだんじゃん!!!子供を産んだのだって!
望んだんでしょ!?子供を!!いらないなら!!!捨てればよかったじゃない!
小さいうちにさ!!宝物とか!傷ついてほしくないとか!
全部嘘じゃん!私のこといらなかったんでしょ!?
母さんなんか!!!
親子喧嘩突入ですね。書くのが楽しくてついつい文字数が増えてしまう、、
ま、いいですよね!
2257文字!終わります。
コメント
8件
面白かったです! 母親優しそうと思ってたけど、心の中ではそんなことを思っていたのか…
こっちも1コメ取れた! 今回も良かったよ!次回も楽しみにしてる!