コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
〜白髪少女の恋事情〜
「…姫先輩、なぜ私が西にいちゃいけないのですか?」
「はっ?意味分かんないんだけど、存在自体が嫌いだって言ったよね」
「う〜ん…そんな事情ではちょっと…無理ですね。でも!もし私に非があるのであらば仕方ないですね」
「さっきからぁなんなのよ!あんた!!」
「えっ?私ですか??私は桜井初伊ですよっ!」
「だからっそういう事じゃないんだってば!!」
姫先輩…何言ってるんだろう?
というか、どこからか走るってくる音が聞こえる
「うーーーいぃぃぃ!!!!」
大声で叫びながら私に飛び付いて来るこの可愛らしい顔をした男の子は夜野佑兎。現西の総長らしい。
「佑兎!!久しぶり〜」
「初伊ぃぃぃ!3年ぶりだね!!初伊不足で○ぬかと思った…」
じょ、冗談が凄いのは健全みたい…あはは。
あ、私と佑兎は幼稚園と小学校が一緒だったから…いわゆる幼馴染み的な存在だ。これはここだけの話しだけど、小学校に入るまで佑兎のことを女の子だと本気で勘違いしてたんだよねぇ…
「えっ…えぇどっどういう事ぉ、??」
一部始終を見ていた姫先輩は困惑しているみたいだ。
あ、さっき佑兎の事クールとか言ってたもんね…。佑兎はクールとは正反対で、私は兎の耳があるように見える…名前に兎が入ってるから余計ね。
「あ゛?」
威嚇するように姫先輩の事を睨む佑兎にはもううさ耳なんて見えない…
昔からだからなぁ…困ったものだ。
「佑兎!!…嫌いになるよ…?」
「えっ?!」
そう、佑兎に嫌いになるよ、と言うワードはは最強なのだ。何かあった時にはこの言葉にお世話になっている。ただ、面倒なことが一つ…それはー
「ごめん!もうしないから!ごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめん」
…ごめんを連呼するのだ…反省してんだかしてないのだか…
ごめんを連呼する佑兎を見た姫先輩は若干引いる。ですよねー、私も最初はビビりましたから。
「ならないから」
「ごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめん」
「…分ったからねっ」
「ごめんごめんごめんごめんごめん、ごめんなさいっ本気で!」
「うるっっっさい!!!」
申し訳ないけど…耳が腐るわっ!!
「……ずるいっっずるいっ」
なんて姫先輩が呟いていただなんて私は知らない…
続く