テラーノベル
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#tgbt
無
65
🐈⬛🚬
248
サンクチュアリのねじまきくんが出てきます
全て捏造
公の場で読まないでね
『 なにしてんの 。 』
「…ぁ、 」
気まずい静寂が流れる
いつもなら僕らに元気を与えてくれる雲雀の突き抜ける様な高音は、歌う時と悲しんでいるときにしか聞けない低音に変わった。
ひばが、俺に怒ってる。
その事実が更にこの静かな空間の空気を重たいものに変える。
「…、っ」
声を出そうとしても口がパクパク動くだけ。
その静寂を破ったのは、雲雀だった。
『それ、ライターよな。』
「…ぁ、っ、…」
雲雀が醸し出すいつもと違う様子にこくこくと頷くことしか出来ない。
何とも情けない。
『………、俺……俺、怒っとらんよ~!!?』
『も~、奏斗、怖がんなってェッ!!!』
怖い、怖い
分かる、これが嘘な事ぐらい。
無言の間にいつもの渡会雲雀を無理矢理宿したことだって分かる。
「…っふ、……、~っ、雲雀、ごめん。」
『やから怒っとらんて!!』
「───ッ僕、雲雀にもう迷惑かけられないと思った。から僕も指紋無くして雲雀の役に少しでも立ちたいと思った。」
『…迷惑なんて思っとらんよ、…すまん、嘘ついた。……怒ってる。怒ってる…から、もうやめて欲しい。』
「でも、このまま僕が何も出来ないまま雲雀が帰ってくる保証がないのは嫌だ。」
毎日雲雀が帰ってこれるのか分からないままただ一人、何もせずに過ごして
もし、雲雀が帰ってこなかったら。
『それも、そうやけど……、あ!!!!!!!』
「何?!うるさいんですけど!!!?」
思わず耳を塞ぎ、目を閉じる
突然雲雀がガサガサとポッケを漁り出す
『…っ、これ見るだけ見てみ。嫌やったらいいんやけどどうかなって』
目を開けて見てみる
「ん?紙切れじゃん、何これ。」
雲雀がポッケから取り出したぐしゃぐしゃの紙切れを受け取り、見てみる
「…メカになれる?───っかっけ~ッ!!!!!」
『そうよなッ~?!?!?!?!馬鹿カッコイイ!!!……んやけど、お前に危険が及ぶのが嫌なんよ、分かる?』
「それは僕も一緒、二人で痛み分けしようぜ?相棒!」
『それいいな、相棒!!』
『とは言ってもメカにしてくれる場所まで一緒に行かなきゃ行けないんやった!!!!』
「…前みたいにワイヤーでちちんぷいぷいのぷいでいけないの?」
『いけるけど、、ッ……ん゛~~~~(ビブラート)』
「ナンダヨ!!!コノボクニナニカイイタイコトガアルノカァ!!!!!」
『キモ。……お前気絶しない?』
「うん。」
『ほんまに?言ったな?じゃあええよ、今から行くべ。』
「は?っちょ待って心の準──」
雲雀に手を引かれ慌てて僕も歩き出す
「おい!」とか「はぁ…」とか言ってるうちにもう屋上まで来ていて本当に…無理。だけど言ったからには!!!!
リーダーとして、ね。
『…これより風楽奏斗を排除します────』
「え、っ?」
銃声が響いた
なんで?そう思う前に反射で体が動いて僕の急所を撃ち抜くはずだった銃弾は空を裂いた。
「ッ趣味悪いな!!!ひばに変装なんて!!」
「気持ちわるいんだよ全部模範しやがって!!!失せろッ!!!!!」
ホルスターから愛銃を取り出し2、3発撃ってみるが、 ピ、ピピ と不規則な機械音が聞こえてくるだけ
「効いてんのかこれ、…どっかの単細胞怪盗みたいに痛い時の表情ねーからわっかんねぇな……。」
あ、腕もげた…あっ片足取れてる。
雲雀の姿でやられるとちょっとあれだな…
いや、あいつはただの人工知能。
落ち着け風楽奏斗!!!
『ピ、ピピ───風楽奏斗を要注意人物に設定、銃撃特化人工知能試験体d戦闘不能。これよりスリープを開始します。』
え、僕要注意人物?????これで??
コイツクソ弱くね?嘘でしょ?
ガタ、ドン、ガタッ
え?何何
[対象を確認。これより試検体A、レーザービーム特化型人工知能I、捕獲特化型人口知能Mで反撃を行います。]
誰?
反撃?
あ、仇討ちとかあるんだ。
『奏斗ぉおおおおおおおッ!!!!!!!すまんすまんすまん!!!』
「…本当に雲雀?」
『俺だよ!!!!身長わんえいてぃーさんで血液型はA!!!!!!星座は秘密!!!』
「お前だな、よし、行ってこい。」
『…ぁは、ッww…仰せのままに、っ♩』
ニヤっと笑ってから雲雀は飛び出した
鳥籠から出た自由な鳥のように、身軽に走りまずは一体蹴り飛ばして頭が取れる。
次に2体目、その次に3体目と薙ぎ倒していく。
『うっし、完了~ッ!』
「ありがとう、で、お前の偽物が来たんだけどどういうこと?お前が消されたかと思ったわボケナス。」
『言い過ぎちゃう?んとね、なんか空に飛び立つ瞬間俺は飛び立ったんやけど奏斗がおらんくて、は?って思ったら奏斗と俺?が一緒におったんよ。』
「いやどういうこと?………ん、~?あ~、要は一瞬でひばの偽物が出現したってことね。ということは雲雀って人工知能にバレてる?」
『?分からん!!!!!』
『まあいいやろ!!!じゃ、行くべ!!!』
「────?あッ、ちょ心の準─ッ!!!」
今度こそ、本当に飛び出してしまった
コイツは待てないのか???僕もか
『舌噛むからマジ喋んなよ~、さもないとお前でタン作るぞ』
「……っ、笑」
コイツ本気で言ってる……訳ないけどガチで黙ってくれスマン
─
─
『お~い、ごめんください。』
『おらんのか?』
いないのかな。
だとしたらがんばってここまで来た意味は?
「どうだ、ろ─────ッ?!?!?」
その瞬間最早見慣れたレーザービームが撃たれた。
もうその色に反応すると反射で体が動く様になってしまっていてなんだか不快だ。
レーザービームの先に……、人間?
「─あっ、雲雀大丈夫……まあ当たり前か。」
『おい!!心配しろよ俺を!!か弱いんだぞ!』
「筋トレしろよ」
『無理。』
[ふぉっふぉっふ────]
「あ」
さっき見えた人間?あ違うなロボット?が喋りだしたので反射で撃っちゃった!
かぁとくんってばぁ 、!わるぃこ!!!
[ふぉっ─げほッ、ッごほ、ッ!!……ごめんなさい、今のはボクが悪かったです。]
ロボットの頭の部分を外して中から出てきたのは中性的なただの青年。
……でもなんか頭にネジ着いてる。
あれ、っ?
「あれ、キミどっかで」『んあ?お前どっかで。』
「─────ぁっ、!!!思い出した!!あの、セラと仲良かった恋する男の子!!!」
『ぁ゛~!!!!!!元気してた?!?!』
[…、あ、っ…奏斗さんと、雲雀さん、!]
[あの時はありがとうございました…!]
『あの時がんばってくれたんはセラおやからな~、俺らは別になんもしとらんし!…で、今日はコイツをメカにしてもらいに来た!!』
[…え、?必要ありますかね…っ?]
こてっと首を傾げて訝しそうにこちらを見上げてくるネジくん(仮名)
「まあ、後ろから来られると気づけないかもだし、数が多いからね。保険的な?」
[なるほど…!あの時助けて頂いたお礼に、無償でお渡しさせて下さい!]
『え~~~゛?!?!いいん?!悪いて!』
[…いえ!!全然!むしろ受け取って頂けるとボクも嬉しいです…!]
「ん~、そういう事なら…頂けるかな?」
[…はい!!]
─
[…ぅ゛~、っ重い…。]
『ぎゃー!!!大丈夫か!!!』
雲雀が慌ててネジくんに駆け寄る
[わ、ありがとうございます…!]
──
「……」 『……っ』
こ、これは……
「かっけえええええ!!!!」
『待って奏斗ずるいずるいずるい!!俺が貰えばよかったああああ!!!!!』
[…あはは、っそう言っていただけると嬉しいです!]
──
奏斗が貰ったのはメカの新衣装だと思っていただければ!!!
──
『剣…銃……ガチでかっけぇ…。。』
『ぅ~ッ!!!俺もほしぃぃぃ゛』
「ダメだよ~ん、無理無理、っ笑」
「…じゃ、ありがとね!!」
「…名前、なんていうの?」
[…えっ、ボク…は、……う~ん、……名前、無いんですけど────っあ、せい……せいです、そう呼んでください…!]
徐に紙を取り出し何かを書き出すせいくん
…ほお、そう書いて聖…ね。
いいな、いい名前。
アイツもいればよかったのに。
『うおおおお!聖、宜しくな?!!』
[はい……っ!]
───
第三話めちゃめちゃにハチャメチャですね、すみませんねええ。
ちなみにネジ巻き君の名前はSanctuaryの和訳が関係していたり
コメント
7件
3話読了しました〜!奏斗くんの「雲雀の役に立ちたい」って気持ち、痛いほど伝わってきて切なかったです。でも雲雀が怒るのも当然だよなあ…って。偽物ひば戦の「気持ちわるいんだよ」からの豹変、めちゃくちゃかっこよかったです!最後に聖くん登場して名前の由来も気になる…。ハチャメチャなのにちゃんとあたたかい、真倉さんの世界観好きです🥀