テラーノベル
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ようし!
4話ですね!
どうぞ!!!!!!!
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「朝のご飯も、新しいお着替えも、ぜーーーんぶ用意してあげるからね!」
サンのその言葉は、決して冗談などではなかった。
正面ゲートが開いたはずの昼の閉館時間を過ぎても、〇〇はデイケアの最奥にある楽屋から一歩も外に出してもらえずにいた。
…これはいわゆる、監禁ってやつなのだろうか。
出入り口の頑丈なセキュリティ扉には、技術スタッフである〇〇のIDカードでも解除できないよう、内側から完全にロックが掛けられている。
「サン、お昼の巡回シフトの時間になっちゃう。行かせて」
クッションの山の上で〇〇が困り果てて言うと、サンは大きな身体を傾け、頭のレイ(突起)をパタパタと楽しげに回転させた。
「だーめだよ! 〇〇のシフトはね、ぜーんぶ
“お休み”ってことに変更しておいたから! 偉い人に怒られたりしないから大丈夫! だから今は、僕が作ってあげた特製のジュースを飲んで、良い子でおすわりしてて?」
サンは笑顔の仮面のまま、ストローの刺さったカラフルなカップを〇〇の口元へと差し出してきた。
まずい。本当に”お世話”をする気なのだろうか、サン大きな手が〇〇の身体を包み込むような位置から微動だにしないのが、何よりの証拠だった。
逃げ道は完全に塞がれている。
下手にここから出ようとすれば、すぐに捕まるだろう。
「本当に…過保護すぎるよ、技術スタッフを飼育する気なの?」
〇〇が呆れてジュースを口に含むと、サンは「あはは! 飼育だなんて、お友達のお世話だよ!」と喉の奥で嬉しそうにギアを鳴らした。
やがて、ピザプラネットに再び夜の静寂が訪れる。
パチン、とエリア全体の明かりが一斉に落とされ、視界が深い暗闇に包まれた。
「頭が、割れそうだ…ッ!」
サンの声が歪み、パーツが変形する重い金属音が静寂に響く。
暗闇の中に浮かび上がった二つの赤い瞳_____
ムーンが、昼間サンの腕の中にいた〇〇を、今度は自分の長い腕のなかへと引き戻した。
「…良い子でサンの言うことを聞いていたね、〇〇。偉いです」
ムーンの低く掠れた声が、〇〇の耳元を優しく撫でる。
彼は〇〇の背中を大きな金属の手で引き寄せ、自分の胸板へとぴったりと密着させた。
「ムーン、明日になれば他のスタッフが怪しむよ、いつまでここに閉じ込めるつもり?」
「いつまで、か。…そんなこと、俺たちにも分からないな。お前が俺たちの身体をいじって、俺たちがお前を甘やかす。この完璧な楽園から、どうして外へ出る必要があるのですか?」
ムーンは笑顔の仮面のまま、〇〇の髪を長い指先で愛おしそうにすくい上げる。
外の世界の仕事も、警備の義務も、すべてが遠い出来事のように思えてくるほどの、圧倒的な独占欲が感じられる。
「さあ、今夜も君の為のオルゴールを鳴らそう。何も考えず、俺たちの腕の中で、ただ甘やかされていればいいんですよ…ずっと…これからも」
暗闇のなか、再びポロン、ポロンと静かに流れ始める子守唄。
あぁ…、ここで眠ったら、ダメなのに…。
昼はサンに、夜はムーンに。
交代で、だけど途切れることなく愛され、終わりが見えないこの生活のに、〇〇は静かに身を委ねるしかなかったのだ。
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コメント
3件
読みました…“終わりの見えない生活”、めちゃくちゃ重くて美しかったです。昼はサン、夜はムーンが交代で〇〇を独り占めするところ、もう完全に監禁なんだけど、あの無理矢理な甘やかしが逆に怖くて…でも〇〇が「ダメなのに」って眠っちゃうのが、諦めと依存の境界線って感じでゾクゾクしました。オルゴールの音がずっと鳴ってるあたり、完全に楽園であり牢獄だなって。続きがすごく気になります…!
葉桜るあ🍼
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78
#ファイブナイツアットフレディーズ
#ハリーポッター