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「世の中は残酷だ」
俺の名は神使(かみつか)ナオどこにでもいる
一般サラリーマンだ
1日の始まりは仕事は出来ないがそれは棚に
上げ、怒りを生業とした上司からの罵声だ
人格否定、理不尽、部下は道具扱い
などパワハラ真っ盛りの毎日である
1日が終わる頃には心は疲弊し、寝落ち
するのが日課となっている
今日も仕事を終え、いつもの帰り道
俺は限界を迎えたのだろうかひとり呟く
「神様こんな毎日クソです。人生やり直せたら」
と厨二病みたいな発言をする
「帰るか…」
車を走らせ、自宅へ向かう
その時目の前に神々しい光が現れる
俺は焦りハンドルを急に切った
目の前にはガードレール、スピードが早く
そのまま突っ込む
「ドーン」
ガードレールを突き破り、木々の中へ落ちた
「あっ死んだわこれ」
俺は気を失った
パッ
目を開けた先に神々しい光は現れた
その神々しい光は俺に問いかけた
「あの大丈夫?」
こいつ舐めているのかと心では思った
するとまた神々しい光が喋り出す
「いやーすまんすまん!呼ばれたから!」
え…
俺は固まった、記憶をプレイバック
神にやり直しを宣言した事を思い出した
「あなたは神様?」
すると神々しい光はまた喋り出す
「あーやっぱり雰囲気大事だよね。ううん。
いかにも私は神である。ナオお主は死んだ
私は今そなたの魂に語りかけておる」
殺したのはお前だろと突っ込みたかったが
なんか後々めんどくさそうなのでやめた
神様はさらに喋り続けた
「んでどうする?やり直す?」
これは夢に見たパターン、俺はひとつ返事で
「はい!」
と答えた
神様はそのまま続けて
「それでは転生の儀式を行う。そなたに幸あれ
って固いか?まあ来世では頑張れ!
じゃあな!」
神が唱えた瞬間、俺はまた気を失った
パッ
知らぬ村のベッドで目が覚めた俺
そして何やら外が騒がしい事に気付く
すると、誰かが俺を呼んだ
「神の使いが目覚めた!」
「旅立ちの儀式を!」
俺はきょとんとし、流れのまま外にくりだす
外には村人達、目の前には村長らしき人間
村長らしき人間は俺に喋りかける
「あなた様は神様が送ってくれた使いである。
私はそう信じる。この世界に起こる厄災を
止めるためには魔王を倒さなくては
ならない。そなたを勇者と名付ける
さあ勇者よ魔王退治に向かうのじゃ!」
テンプレのような一言で俺は送り出されたが
ワクワクが止まらない
「第二の人生が勇者…最高じゃん」
村人から武器防具を託され、俺は旅にでた
少し歩くと、流石異世界お決まりの魔物が現れる
ぷるっぷる
最初の相手はスライムと相場が出ている
俺は勇者だし、こんな奴は楽勝と出会い頭すぐに剣を振り下ろした
「先手必勝!経験値獲得!」
しかし
むにゅん
俺は唖然とする
「えっ…」
その後スライムの攻撃
全身でアタック
ドガァ
「うぎゃあ!」
俺はまた気を失う、そして目の前にまた
神々しい光
「えっまた?」
1話終わり