2時間後___
戦いは無事、勝利したのであった。
「ふぅ…なんとか勝って良かった…負けてたらどうなってたか…」
騎士18号が安心したかのような声で言った。
「勝利して良かったね、18号!」
「18号、キミのおかげで勝てたよ!ありがとうm(_ _)m」
騎士1号と騎士2号が続けて言った。
「いえいえ、私も、1号さん達のおかげで勝てました」
「こちらこそ、えっと…あ、ありがとうございましたm(_ _)m」
騎士18号が恥ずかしがったように言った。騎士1号達に褒められて、恥ずかしかったのだろう。
「ははは、とりあえず、みんな、勝利おめでとーう!!!!」
とっても明るい騎士6号が言った。
そして、部屋に戻る途中___
「まって、18号、、、」
「はい、どうしたんですか?」
「なんか、、、腕から血が出てない?」
騎士1号が驚いたように言った。一緒に居た騎士2号もとても驚いていたようだった。
「うわっ、やばいやばい、めっちゃ出てるわ」
「え、嘘でしょ…?」
「うっ…意識が…」
「18号!?」
騎士18号が倒れた。多分、貧血だろう。
「一体どうすれば良いのぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!?」
「おいおいおい、なんの騒ぎだ」
「うるさいぞお前ら」
王と騎士5号がやって来た。騎士2号の叫びで来たのだろう。
「え、えっと…なんか、急に、18号が倒れてさ…」
騎士1号が震えながら言った。
「は?マジ?」
「うわ、腕に血がついてるじゃん」
「まず、どうすれば良いと思う?」
そしてしばらくして・・・
「うーん、、、」
「18号!良かった、、、」
騎士18号が目を覚めた。
「大丈夫?」
騎士2号が心配そうに言った。王や騎士1号も心配そうにしていた。
「あ、、、はい、、、」
「本当に良かった、お前が目を覚まさなかったらどうなってたか、、、」
王がホッとしたような感じで言った。騎士1号達もホッとしていたようであった。
「あ、あの、、、」
「なんか…私のせいで…みなさんに迷惑をかけて…本当にごめんなさい…」
騎士18号が謝ったように言った。
「ううん、18号のせいじゃないよ。」
「本当に悪いのは、18号に怪我をさせた、あのターゲットだし」
騎士1号が言った。
「18号が元気になっただけでわたしたちはうれしいからさ」
「18号の笑顔が見れるだけで、とっても元気をもらえてるんだから。」
騎士2号は嬉しそうに言った。
『笑顔が見られてるだけでも、2人、、、いや、1人以上の人を自分が救っているんだ』っと、騎士18号は心の中から思っていた。
そして1週間後___
騎士18号の怪我は無事治ったみたいだ。
「あー…暇だなぁ…今日はトレーニング以外なにもやることないしなぁ…」
騎士18号が退屈そうに行った。
ちょうどその時___
「おお、18号じゃないか」
「どうしたんだ」
王が騎士18号に向かって言った。
「やることが全然なくて暇だったんですよね…」
騎士18号が言った。
「1号とのトレーニングは終わったのか?」
「はい、、、」
偶然、騎士1号もやって来た。
「あれ、どうしたの?」
「暇すぎて、、、」
騎士18号が困ったように言った。
「そうなんだ」
「私もよくあるんだよね〜全部の任務が終わって、めっちゃ暇になったこと」
「多分ほかの騎士の子たちもそうだと思うよ〜」
騎士1号が言った。
そしてしばらくして・・・
「ははは、そうなんだ〜」
「あ、そういえば、、、」
「18号、ちょっと耳貸して!」
「あ…はい」
「王様、18号のことが好きらしいよ〜(小声)」
「え、そうなんですか?」
まさかの、王様は騎士18号のことが好きらしい。
騎士18号はその事に『本当?』と思っていた。
多分、騎士18号が居ないときに王が言っていたのだろう。
「うん、なんか謎にうちの前で王様が言ってたんだよね〜」
「あ、このこと、18号には秘密にしてくれって言ってたな」
まさかのこのことは騎士18号には言わないと王が言っていたらしい。
騎士1号はそのことを忘れて、騎士18号に話してしまった。
一体どうするのだろう。
「え、じゃあ、、、」
「18号!このことを『1号さんが話してた』って王様には言わないで!!!!」
騎士1号が必死になって言った。
それほど王はこのことを言ってほしくなかったのだろう。
「ははは、流石に言いませんよ」
「私が『1号があのことを私に言ってた』って言って、1号さんが王様に怒られたら、流石に可哀想ですよ」
「ありがとう18号!!!!!神!!!」
「ははは…」
騎士1号は嬉しそうにしていた。
その時___
「ちょっと18号いいか?」
王が騎士18号に声をかけた。なんなのだろう?
「あ、はい、なんですか?」
王の部屋にて・・・
「実は、お前のことが好きなんだ」
「え…そうなんですか?」
「ああ、だから、ボクと付き合ってくれるかい?」
まさかの、呼び出されたと思ったら、告白だったのだ。
騎士18号はその事にびっくりしていた。
「え…!?」
「じ、実は…私も…王様のことが…前から本当に好きで…」
本当は騎士18号も、王様のことが好きだったらしい。
「ぜ、是非…」
「良かった…ありがとう!感謝するよ」
告白成功!
そして1年後___
騎士18号と王は結婚し、他の騎士もみんな、いや、全員、付き合ったり、結婚したりしていったのでした。
【最初は『嫌い』だったが、
だんだん『好き』になっていく。それが本当の運命なのかもしれない。】
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