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【青side】
かちゃりとないこはうすの鍵を開け、そろりと入る。
家はまだ真っ暗で、ないこは帰ってきていないようだった。
「よし……ないこたんはいない……」
一人でぼそっと呟くと、そのまま風呂場へレッツゴー。
やると決めたら即日決行な俺は、後ろの準備をしてないこを待っていることにした。
「ふぅ……」
準備を色々と終えて自分のベッドにダイブし、一息つく。
うとうとしてきたところに、期待からか身体が疼きはじめて悶々とした気持ちになってきた。ちらっと自分のものを確認すれば、案の定勃っている。
少しばかり悩んだが、やがてゆっくり、優しく触る。
暫く擦っていると、先端からとろりと先走りが垂れてきた。それを指で掬い、後ろの穴につけて解す。
「んッぅ……ぅ…ふ……」
指を入れると少し圧迫感を感じるが、それが気持ちよくてきゅうきゅうと自分の指を締めてしまう。
『ねぇまろ、ここが気持ちいいんだよね?♡ほら……』
脳内のないこが指でいじめてくるが、俺が欲しいのはもっと奥、指じゃ届かないところ。
後ろをいじる指をだんだん速くしていくと、それに従って腰がびくびくと震えて、声が漏れる。
「あ”ぁーッ……やば……足りない……」
あともう少し奥を突けたらイけそう、というところで、部屋の扉ががちゃりと勢いよく開いた。
「…………………………ぅえ?」
開いた扉の方を見ると、目をこれでもかというくらいかっぴらいたないこがいた。
【桃side】
あにきと分かれたあと、俺はまろにあげる氷結を何本か買い、自宅へ帰ってきた。
玄関の扉を開けると中は暗くて、まろは帰ってきて寝ているのか、いくつかある閉まったドアのうちの一つだけ隙間から光が洩れている。その時は、サプライズをしてやろうと思ったのだ。
足音を忍ばせて、少し勢いよく扉を開けた。
―――は?
思わず声が漏れてしまった。
そこにいたのは確かにまろだったが、平常運転ではなかった。まろのものを掴み、後ろの孔に指を突っ込んでナニをしていたのだ。
「ぅえ……?」
まろもよくわかっていないようで、一瞬間が空いた。数分間に感じた数秒ののち、まろの顔が林檎のように赤くなる。
「な”っ……ないこ……これはその…ちがくて……」
「へぇ〜……どう違うの?」
するりとまろの近くに寄り、頭を撫でる。
恋人のあられもない姿を見せられて、興奮しない男などいるだろうか。しかも手を出してこない事を友人に相談した直後。いやいないな。まろが顔を真っ赤にして慌てている様子を見て、俺の中のドS心がゆっくりと鎌首をもたげた。
「ち……違くはないんやけど……その……」
「俺が手ぇ出さないからってさみしくて1人でここいじってたの?変態さんだね♡」
まろの耳元で囁くと、まろはびくびくと腰を揺らす。お、耳が弱いのか…また新しいことを一つ覚えた。
「ちが……変態なんかじゃ……」
「えぇ〜?だってここ、もうこんなにとろとろだよ?」
後ろの孔をつーっと撫でると、「ぁうッ」と声を漏らす。
「まろはかわいいねぇ♡」
そういって半ば強引にまろの口腔内を舌で蹂躙していく。
まろはというと、涙目になってビクビクと震えながら一生懸命に舌を絡ませてくる。
口を離せば銀糸が2人を繋ぎ、なんとも言えないエロさだ。
「ないこぉ……もう……ちょーらい……」
欲情的な瞳で俺を見つめるまろは、俺の心を激しく甚振る。勃ち上がるのがわかった。
「何がほしーの?言ってくれなきゃわかんないよ♡」
にやりと口角を上げて言えば、まろはキッと睨み、恥ずかしげに脚を広げた。
「ッ……こ……ここに…ないこの、おっきいの……挿入れてほし……ッッ」
「ッは、お望みのままに!」
自分の理性の糸が切れる音がした。