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『そうして、人間も、国も、地球さえも荒廃し、滅亡してしまいました』
嘘!?でしたら、和華が今いる地球はなんなんでしょう?
『神々は考え始めました。今度は二柱では有りませんでした。何百、何千の神が揃って居ます』
『神々は集まって、意見を出し合いました。「人間はあまりにも強欲だ。だが、世界には必要だ。なら、人間用のストッパーを生み出したらどうだ?」そう言ったのは木星の神でした』
『こうして、人間用のストッパーであり、国や土地自体を支える存在の“化身”を神々は生み出しました』
化身、、、パラオ様や内地様ですね。
『彼ら化身は、国旗の紋が有る顔をし、その国の軍事力が力になる、そんな存在でした。ですが、彼らにも欠点がありました』
『化身にも、【心】があったのです。嫉妬や愛情、喜怒哀楽といったものです。ですから彼ら化身も感情に支配される可能性があったのです』
『そんな化身を支え、世界が滅ぶのを阻止する為に神々は新たな存在、“ドール”を生み出しました』
『ですが、創造神は思いました。ドールも感情が有る、止められなくなってしまってはいけない、と』
『ならば、神々の絶対的なルールと同じ物を創ろうと決心しました』
『神々のルールそれは、軽々しく殺してはいけない。相談しないで大きな行動をしてはいけない。そして何より、セカイから世界へ直接干渉してはいけない。というものでした』
『その様な物を今度は、ドールの魂に刻みつける事にしました』