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有栖
1,240
ヒカルが率いる組織――
その巨大な屋敷の前で、
ショウタは静かに息を吐いた。
💙(……ここだ)
この世界には、 さまざまな能力者が存在する。
その中でも――
ショウタが持つ能力は、 特殊だった。
“接触”。
触れた相手の能力を、
一時的にコピーすることができる。
情報収集には、
これ以上ないほど適した能力だ。
敵の能力。
戦闘パターン。
そして――癖。
それらを持ち帰り、 分析する。
そして、 攻略法を組み立てる。
その先にあるのは――
最強クラスの能力者たち。
そこへ繋げることが、
今のショウタの役目だった。
深く関わる必要はない。
戦う必要もない。
そう、自分に言い聞かせる。
まずは――
下っ端を一人、 片付ける。
人気のない裏路地。
鈍い音とともに、 男がその場に崩れ落ちた。
制服を奪う。
帽子を深く被り、 服についた血を拭う。
💙「……よし」
鼓動が、速い。
それでも――
足を止めるわけにはいかなかった。
屋敷へと入っていく。
制服のおかげか、
誰もショウタを怪しむ様子はない。
静かに、 長い廊下を進んでいく。
💙「おい」
○○「はい?」
通りかかった構成員が、 振り返る。
💙「ヒカルはどこにいる」
○○「え……」
怪訝そうな顔。
当然だ。
下っ端が、 簡単に会えるような相手ではない。
○○「なんで、そんなこと……」
💙「いいから答えろ」
低く言い放つ。
鋭い視線だけで、 相手に圧をかける。
その気迫に、 相手がわずかに怯んだ。
○○「……この先の奥の通路を行って、最上階です」
💙「わかった」
その場を離れ、 再び歩き出す。
だんだんと、 拳が震え始める。
💙(……怖ぇぇ…)
本当は――
行きたくない。
でも――
触れるだけでいい。
それさえできれば――
任務は成功だ。
長い廊下。
重い扉。
そして――
ガチャ。
部屋へ入った瞬間、
視線がぶつかった。
💛「……」
空気が、 一気に張り詰める。
部屋の奥。
ソファに座る男。
鋭い目。
圧倒的な存在感。
その姿を見た瞬間――
ショウタは、 息を呑んだ。
💛「変装してまで、 何しに来た」
💛「……ショウタ」
💙「………は?」
心臓が、 止まったような気がした。
――なぜ。
なぜ、 名前を知っている?
💙(…………終わった)
つづく。
コメント
25件
はわわなんで知ってるんですかヒカル‼️ かわいいから有名なんですかね??😛

あれ?能力がカービィ…(おいこら)、どうなっちまうんだ…