大「ままぁー!ただいまぁ!」
阿「おかえり!手洗っといでよ!」
康「あ、ままぁ!これもらったで!」
阿「ん?お手紙かありがと読んどくね」
康「よっしゃ、大ちゃんおやつたべよぉ!」
大「たべる!」
学校からのお便りに目を通すとそこには
不審者に注意してくださいと言うものだった
阿「2人とも最近不審者出てるらしいからちゃんと2人で帰ってきてね?」
大「大丈夫だよ!ちゃんとこうちゃんのこと待ってるもん!」
康「大ちゃんと一緒やねんでー!」
阿「うーん、それならいいっか…?」
………………………………………
キーンコーンカーンコーン
先「皆んな最近不審者が出てるから気をつけて帰ってねー?」
大「先生さよなら!」
先「はい、さよなら帰り道気をつけて帰るんだよ?」
大「大丈夫だよ!こうちゃんと一緒だから!」
先「そっか!じゃあ気をつけてね!」
大「はーい!」
康「大ちゃんかえろー!」
大「今行くぅ!」
2人でママに言われたようにちゃんと手を繋いで歩いて帰る帰り道
康「今日大ちゃん体育してたやろー?」
大「うん!なんでこうちゃん知ってるの?」
康「図工のときにみえたんよ!」
大「えー!手ふればよかったぁ」
康「ほんまや!ふればよかった!」
しばらく歩いてるとなんか足元に違和感…
あ!靴紐解けちゃった…
でもママに手は離しちゃダメよって言われてたけど…んー
大「こうちゃん、少しお手てはなしていい?」
康「どうしたん?あ、くつひも!」
大「すぐ繋ぐから!結んでいーい?」
康「おん!ええよ!」
早く結ばなきゃ!
すぐに足元を見て靴紐を結び直すすると康二と
もう1人誰かの影が増えた
たっちゃんかな…?
大「こうちゃん!終わったよぉ…」
康「…だいちゃっ、‼︎」
顔を上に上げるとそこには予想していた兄ではなく全くの知らない人だった
康二は怖くて僕の後ろに隠れるようにしがみ付いている。
大「だっ、誰ですか…?」
元「おじさんは僕たちのお母さんに用事があるんだよ…お家教えてくれないかな?」
康「……ママのっ、友達なん?」
元「あぁ、そうだよ」
大「………でっ、でも、知らない人に着いていっちゃダメってママ言ってた…ギュッ」
康「……だいちゃっ、グスッ」
元「…大人しくお母さんのいる場所教えてくれたら何もしないよ?」
大「おじさんはっ、ママに、なんで会うの⁇」
元「君たちのお母さんと結ばれるべきなのは俺だからね…俺を捨てた事を思い知らせてやらなきゃ…」
康「だいちゃっ、早よかえろっ、」
大「…うっ、うん!」
2人で手を繋ぎ直し全力疾走で男がいる方とは真逆に走って行く
元「っ、⁉︎あっ、おい!待て‼︎‼︎」
康「大ちゃんっ、‼︎追いかけてきたで⁉︎」
大「振り返っちゃダメ‼︎とにかく走って!」
しばらく走ると足元に石があることに気づかず
それに足が引っかかり転んでしまった
大「…‼︎」
康「大ちゃんっ、大丈夫⁉︎」
大「だっ、大丈夫‼︎」
元「ハァ…追いついたぞ…‼︎」
ガシッ
康「いややぁ!離してぇ‼︎大ち”ゃぁぁっ、!」
大「こっ、こうちゃんを離してぇ!グスッ」
こうちゃんの腕を掴む手を必死に叩いて
抵抗するけどびくともせず怖い顔でこちらに迫ってくる。
怖い…怖い、こういう時に助けてくれるのは…
照にぃ…‼︎照にぃ‼︎助けて‼︎
元「いいから早く教えろ⁉︎‼︎‼︎」
大「ヒック…てるにぃっ、照にぃ‼︎‼︎」
元「はぁ?誰だよ照にぃって」
蛯「おい!そこで何してる!」
元「はっ、ちょっ⁉︎」
いきなり現れた照にぃに似ている男の人が
さっきまでこうちゃんの腕を掴んでいた男の人をあっという間に地面とこんにちはさせてすぐに警察の人を呼んでくれた
蛯「君たち大丈夫だった?今警察呼ぶからね」
大「……コクンッ」
康「照にぃ…みたい…グスッ」
大「大ちゃんも、思ったぁ…グスッ」
その後学校でママが迎えにきてくれるまで
待機しとくことになった
その間もずっと大ちゃん達の事をギュッってしてくれたんだぁ
ガラッ
阿「ハァ、ハァっ、大介っ、康二‼︎⁉︎」
目「2人とも無事か⁉︎」
大「ママぁぁぁっ‼︎ぱぱぁぁぁっ!」
康「ふぇっ、ままぁぁぁぁっ!ぱぱぁぁぁっ!」
阿「良かった無事で!」
目「本当に良かった…‼︎」
蛯「あの、」
阿「あっ、本当に2人を助けてくれてありがとうございます‼︎」
目「何かお礼させてください」
蛯「いえ、流石にそんな大丈夫ですもしまた何かあればあそこの消防署覗いてください俺そこに勤めてるんで」
阿「そうなんですね、あの!名前だけお伺いしてもいいですか?」
蛯「蛯原って言います」
阿「蛯原さん…本当にありがとうございました」
大「お兄さんありがとぉ!」
蛯「気をつけて帰ってね」
ひかるによく似た消防士さんに再度お礼をして
蓮の運転で家に帰る
あの後大介達のいない所で不審者のこと聞いたけどまさかあの時スーパーであった元彼が不審者だったなんて…
目「亮平…ギュッ」
阿「おれっ、俺のせいで…大介達の事を危険な目にっ、グスッ」
目「俺の方こそあの時もっときつく言っておけば良かった…ごめんね」
阿「ううんっ、蓮のせいじゃないよ」
目「いや、割と本気で動けないようにすれば良かった…」
阿「怖いから‼︎笑」
しばらくはひかるとたつやにお願いして
2人と一緒に朝行ってもらうことにした。
………………………………………………
大「ママいってきまぁーす!」
康「まーす!」
照「行ってくるねー」
辰「ちょ、たっちゃんも一緒に行くから待って‼︎」
照「2人とも行こうな」
大「たっちゃんばいばーい?」
辰「ちがうからぁぁぁ!」
…………………………………………………
次回作…初めての雪☃️
コメント
2件
リクエストしても大丈夫でしょうか? 蛯原さんに会いに行ったところを書いて欲しいです! 無理でしたら全然大丈夫ですぅ ! めめがモンペすぎて笑ったw