ーーー青達の家ーーー
青「ただいまー」
黄「ただいまー!」
橙「帰ったでー」
赤「おかえり」
青「あれ、赤にぃバイトは?」
赤「少なくしてもらったんだ、桃ちゃんが何かあったらすぐに行けるように」
青「そうなんだ」
橙「桃にぃ、まだ元気じゃなかった……」
黄「うん……」
赤「え?」
橙「顔色悪かったんよ」
黄「真っ青でした……あと……口数も少なかったですし」
赤「何かあったの?」
青「桃くん、脳貧血で倒れちゃったの」
赤「え!?大丈夫なの!?」
青「うん、少しすれば治るみたいで、点滴打って治まってたよ」
赤「そっか……」
青「急に立ったり動いたりするとなるんだって……ストレスとか溜め込んでるとなりやすいって言ってた、多分桃くんは栄養失調も関係あると思うけど……」
黄「栄養失調ってなんですか?」
赤「生きてる上で必要な栄養が足りてない事だよ」
黄「なんで桃にぃが栄養失調?ってのになるんですか?」
青「桃くん、ご飯食べてなかったの。だから栄養が足りてないの」
黄「……ご飯……食べてなかったんですか?」
橙「食べてるって言ってたやん…?」
青「言ってるだけで食べてなかったの」
黄「なんで……」
赤「……俺のせいなんだ」
青「…………」
黄「赤にぃの……?」
橙「……やっぱり」
赤「え?」
橙「俺らな気づいてたんよ……桃にぃが俺と黄を嫌ってたの」
赤「え?そうなの?」
橙「でもなんでかなって思って様子見てたんよ。嫌いなのに世話見てくれるから」
黄「桃にぃはずっと赤にぃのこと見てました」
赤「……え」
橙「俺と黄ちゃんが、赤にぃと一緒にいると怖い顔で見てくるんよ……だからなんでやろって思ったけど……簡単やった……」
黄「僕達、赤にぃのお手伝い何もしてないです……なのに僕達だけ赤にぃに褒めてもらえるんです。」
橙「せや、青にぃも褒めるのになんで桃にぃだけ褒めないのか不思議やったんや」
黄「だから僕達で考えたんです……もしかしたら何もしてない僕たちが褒められてるから嫌いなんじゃないかって」
橙「でも俺達は桃にぃが大好きなんよ。俺達のとこ利用してもいいから桃にぃと話したかった」
黄「僕は甘えたかったです」
橙「だから言えずに、黄ちゃんとの秘密にしようって……」
赤「……ごめん、2人まで苦しい思いさせてたんだね」
青「それ桃くんに言いなよ」
黄「で、でも」
青「大丈夫、桃くんは2人のこと嫌ってないよ。本当は可愛い弟だって思ってる!」
橙「……俺正直に言う、明日行ってもええかな?」
青「いいと思うよ」
黄「僕も言います!」
青「付き合うよ」
赤「……俺も話したいな」
青「そんな赤にぃに報告です」
赤「な、なに?」
青「桃くんが赤にぃとちゃんと話したいって」
赤「……え?……嘘っ……」
青「嘘じゃないよ。でも橙くんと黄くんが先の方がいいかもしれないね」
赤「桃が……俺と……」
青「だからさ、準備しといてよ!桃くんと話す準備!」
赤「わ、わかった!」
青「橙くん達は明日行こうね」
黄「はい!」
橙「頑張ろうな!黄ちゃん!」
黄「はい!頑張ります!」
コメント
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小学生2人も色々考えてたんだね 続き待ってます!!✨