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並んで歩く。
たったそれだけなのに。
なんだか妙に落ち着かなかった。
勇斗が隣で言う。
「まさこさん」
「はい?」
「今度さ」
「?」
「仕事終わり、飯行かない?」
まさこは目を瞬く。
「……ナンパですか?」
「真剣なお誘いです」
「ふふ」
「笑った」
「だって、勇斗さん毎回まっすぐなんだもん」
「だって好きだから」
まさこが足を止める。
「……え?」
勇斗も止まった。
でも、冗談っぽく笑ったりしない。
まっすぐ見つめたまま言う。
「好きだよ、まさこさん」
春の陽射しが、白い花びらを透かしていた。
まさこの心臓が、小さく跳ねる。
けれど。
彼にはまだ言えていない。
まさこが、本当の自分の全部じゃないことを。
短くてすみません🙇♀️
𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹