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あらすじ:
地震の影響で屋根はイギリスの真上に落下してきたがカナダが代わりにかばった
🇺🇸「嘘だろ…」
揺れの終わり。落下してきた屋根。カナダの行動。室内に沈黙が漂う
🇩🇪「立ち尽くしてないで助けるぞ!」
重い重いコンクリートを素手が真っ黒に、痛くなりながらも力一杯どける
しかしカナダからの反応は来ない
🇺🇸「なぁ…弟が先に逝くなんて俺は認めないぞ?」
コンリートを取っていくうちにカナダの後頭部が見え始める
しかし彼の頭からは赤い液体が流れていた
🇮🇹「…そんな」
そして全てを退け終わった時ーーー
🇺🇸「なぁカナダ…嘘だと言ってくれよ?な?」
兄の声も届くはずもなく、カナダは目を閉じている
🇬🇧「私のせいだ…私が余計なことをしなければ…」
突然の大きな地震によるパニック。息子の悲劇。それにより、過去の苦い記憶がフラッシュバックした
それと同時に自責の念に囚われるイギリス。思わずうずくまって目から涙を流す
🇬🇧「私は愚か者だ…消えない悪事を沢山作り…息子も殺して…もう…うぅ…もう消えてしまいたい…」
慟哭し、生きる希望を失おうとしたその時
バチィッ!!
🇫🇷「バカッ!」
室内に響く頬への手打ち。イギリスは呆然とする
🇫🇷「何言ってるの!あんたが殺したわけじゃないでしょ!
それに、カナダは命を懸けてあんたを守ったのにその面は何!?
カナダはそういう顔を見たいとは思わないよ!」
必死に叫ぶ中、フランスも涙を流していた
カナダが幼い頃、イギリスと世話をしていたからだ
長年の親友からの心の叫びを聞いたイギリスは
心の底で思う
私は何勝手に死のうとしているんだ。息子から託されたのに。
そして、今まで沢山血を見てきた分生きねばならないと
🇬🇧「貴方のおかげで目覚めましたよ…感謝します。フフッ」
涙を拭き、立ち上がる。その瞳はケツイに満ちていた
🇯🇵「とりあえず…避難所に行きましょう。ここは危険です」
🇺🇸「俺がカナダを背負ってく。皆んな行くぞ」
🇨🇳「無理するなよアル」
幸いにも階段は降りれるほどの原型を保っており、慎重に下っていく
保っているとはいえ、いつ崩れるかわからない
会社の玄関に出ると
「よぉ、大丈夫だったか?」
🇯🇵「ろ、ロシアさん!?」
🇷🇺「大きな地震だったから取り敢えず安全な建物の中に居たが…困ったもんだ」
玄関を出るとそこは地獄の光景が広がっていた
彼らは絶句する。全て倒壊した家々
割れたガラス片。落下した鉄骨
ひびの入った道路…
なにもかも進めるような状態ではなかった
🇮🇹「よくここまでこれたんね」
🇷🇺「日ほ…ゲフンゲフン、皆んなの安否を見たかったからな」
🇺🇸「おい💢早くいくぞ。俺の弟が今峠に立たされてんだぞ」
🇩🇪「ここから避難所まで200m。近くてよかったよ」
🇬🇧「アメリカ、無理だけはしないように」
🇺🇸「そんなの分かってる」
200mと言いつつもとても長い道のりだ
なんてったってヒビが入ってるところもあるし、飛び散ったガラス片。倒れた街頭
怪我を負う要素フルコースだ
🇯🇵「遠いですね…アッ!?」
道路に躓き、転びそうになるが
🇨🇳「日本…大丈夫アルか?」
咄嗟な反射神経で日本の体を抑えた
🇯🇵「はい…中国さんがいなければ怪我してしました…ありがとうございますっ!」
🇷🇺「着いたぞ」
壊れた街並みの外れ、すこし高い山に避難所はあった
中に入ると案の定人は沢山いた
老若男女、怪我人も複数いた
その中に
🇵🇼「あっナイチー!大丈夫だった!?」
すぐさま駆け寄り、日本に抱きつく
「パラオ怖かった…学校の先生について来てここまできたの!」
🇯🇵「もう避難所に来たから大丈夫ですよー」
🇵🇼「ナイチが来たからもう元気100ばーい!」
🇺🇸「チッ…こっちはそれどころじゃねぇのn」
「あのー背負っているのは怪我人でしょうか?」
後ろから声をかけられたので振り返ると
🇦🇹「その人…私が見ましょうか?」
🇺🇸「お、おう…医者…なのか?」
🇦🇹「ええ、こんな服装ですが立派な医者です」
その男は医師免許証と名刺を見せた
彼は整形外科医だった
🇩🇪「どうした?」
🇺🇸「偶々医者が来ていてな。カナダの容態を見てもらうんだ」
🇮🇹「いい機会なんね」
カナダを診るために医者についていくアメリカ
「(よかった…まだ体が暖かい…)」
そう感じながら歩いていく
🇦🇹「着きました。では診ましょうか」
カナダをおろし、医者に見せる
アメリカは心臓が鳴り止まない
🇦🇹「貴方、名前は?」
🇺🇸「アメリカだ」
🇦🇹「よく聞いてください。貴方の弟は
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To be continue
追伸:突如として医者キャラ🇦🇹を出してしまいました!オーストリアと言えば医者のイメージが強かったので…次回もお楽しみに!