テラーノベル
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「……書類の扱いは悪くありません。そのまま続けてください」
その一言が、華の胸に深く残った。
叱られるのも慣れてきたけれど、認めてもらえることなんてほとんどなかった。
「ふふ……やった」
小さく笑みがこぼれる。
ほんのわずかな言葉。けれど、律が自分を見てくれている証のように思えた。
――もっと頑張りたい。もっと認めてもらいたい。
華は胸に温かさを抱いたまま、再びカウンターに立った。
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瀬名 紫陽花
寺育ちのK