テラーノベル
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「ふぁ〜あ…。」
先生もいるのに堂々とデカいあくびをした俺は何となく窓辺に目をやる
張り付いてる。きんも…。
色々な所に色々なものがいる。
一周回って図鑑でも作ろうかな、
なんて考えていた時だった。
「おわっ!!」
びっくりして椅子から転げ落ちた。
いきなり上から降ってきたのはいつも耳元で囁いてくる霊だった。
もちろん、他の奴には視えない。
「何あれ、」「変なの」
クスクスと笑い声が聞こえる。
正直今はどうでもいい、だって。
霊と、今、目が合っている。
まるで吸い込まれるように目が離せない。
その霊はとても綺麗で、どこも欠損箇所が無かった。
「(落ちちゃった)」
一言、そいつは俺にそう言った。
(落ちちゃった、じゃねぇよ)
心の中でツッコミを入れながら
霊から目を離そうとする。
先生が「大丈夫か?笑」と言う。
「あぁ。」と曖昧に返事をして椅子へ戻る。机には霊が鎮座している。
いやどけ?
そんな気持ちをこらえ、切り替えようとすると。
「(やっと見てくれたぁ)」
透き通った、不思議な、透明な声で、とても、恐ろしい声だった。
「(どうして今まで視てくれなかったの…?ひどいなぁ…。)」
しょげたような顔で、霊は言った。
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