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ここは何処だろう、下を見れば色とりどりな花が僕を歓迎してるようだ。じゃあ、上は……目の前に凄く大きい家がある。家というよりどちらかというと屋敷だ。ここに来る前、僕は何をしてたんだろう……?何も思い出せない。僕は誰なんだ。とりあえずなにか行動しなくては事が進まないと思うからこのいかにもな屋敷のドアをノックする。
……………
ガチャッ
という音が聞こえてドアが開くとそこにいたのは綺麗なお姉さん……ではなく大男だった。
「何て失礼なこと考えてんだ僕」
「え゙っ」
なんだコイツ心が読めるのか……?いや、冷静に考えてなんでだよ。異世界かよ。
「……もしかしてここが何処か分からないの?」
「まぁ……平たく言えばそうです」
「あと心読むのやめてくれません?」
「僕8歳ぐらいでしょ、まだ口下手なところもあるかと思って丁寧なコミュニケーションを築こうと思ってたんだけど……」
「知ってますか人は見た目で判断してはいけないと。」
「それにしても8歳にしては大人っぽすぎないかなぁ!?」
「早く中に入れてください暑いです。」
「まぁそれはそう!」
「僕は甲斐田晴。ここに住んでて、普段は研究者やってる。きみは?」
「知らない人には名前を教えちゃいけないんですよ?というより前提として僕は名前も覚えてないです。」
「えっ!?記憶喪失なの?!」
「まぁそんなことはどうでもいいです。」
「……で、ここはどこなんですか?」
「どうでもよくないよー?……ここはーーーってとこだね。ちなみに言語も違う。」
「なんで僕と会話できてるんですか」
「それは〜ほら、術でちゃちゃっと!」
「君は何処から来たの?」
「地球っていう星の日本から来ました。」
「はいはいはい……あぁ、この青緑みたいなとこ?」
「多分そうです」
「うーん、調べることはできるけど行くにしては遠すぎるかも……ていうかどうやってこっちまで来ちゃったの?」
「だーかーら!なんも記憶ないんです!」
「あっそっか」
「じゃあこっちの世界のこともまだ何も知らないよね? 」
「こっちは魔法とか、術とかが発展してる世界だね。むしろこれが常識だったから君の世界に無いの結構衝撃かも」
「へ〜これが異世界ギャップってやつですか?」
「うーん?いや、それはよく分かんないけども……」
「あ、そうだ!身寄りが無いなら僕のとこすまない?一人で住んでたし寂しかったから!」
「まぁ帰れるまでは住んでもいいですよ。この屋敷で一人暮らしは宝の持ち腐れすぎますからね、」
「む、難しい言葉しってるね?」
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8年後
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「……あの〜、ずっと見られてたらこっちも気になるからやめて?」←180cm
「」←172 cm
いや、こういうやつは年月を経て僕がコイツより高くなってはわわ〜大きくなりすぎじゃない……?ってなるやつだろ!こちとらほぼ成長止まってんのに未だ10cm弱の差があるよ!!
「チッ……山菜採りに行ってくる。」
「無言からの舌打ち怖い!僕なんか悪い子とした!?」
ガチャ
「……あぁ、行っちゃった……反抗期かなぁメソメソ」
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小話
刀也
多分子供の割に大人より大人。精神激強なため取り乱すことほぼなし。暇なとき魔法を勉強したため簡単な魔法が使える。名前は甲斐田くんにつけてもらった。
甲斐田晴
大きな屋敷に一人で住んでいる謎の人。屋敷の周りは花と森に囲まれていて人っ子一人いない。森の奥に人ならざる者が住んでいるという噂が隣町にあるらしい……?