テラーノベル
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第17話、読んでいただきありがとうございました!
本日はちぐさくん目線でお送りします!
🩷「ちぐ〜、見てみて〜!この服ね・・・」
俺は今、けちゃと会社を後にしてからご飯を食べに行っている。
さっきの会議室終わりのこと、すごく気にしてるみたいで、一緒に帰った矢先で俺が誘った。
けちゃがいつものように、嬉しそうに自分の持ち物の話ができるようになったのは、お店に着いて30分くらい経ってからだった。
目の前にいるけちゃは料理を前にして幸せそうに話す。
けちゃのご飯を食べている姿って見ていて元気になるんだよね。
でも、寂しさの陰は拭いきれずに、見え隠れしていた。
そうだよね、
だって、まぜたんと直接話せなくなってどれくらい経っているんだろう。
俺がけちゃから相談を受けて、少なくとも1週間は過ぎている。
その前から、けちゃは一人でまぜたんへのモヤモヤを抱えていた。
それを思うと、二人の仲をなんとかしたいという思いが増すばかり。
二人が穏やかに関われるように、俺らで守ることができたら、きっとまぜたんも戻ってこられる。
💛(「大丈夫だよ、ちぐちゃん。」)
俺とあっきぃの二人だけで会議室に取り残された時の、あっきぃの俺を見る目に光はあると確信した。
そう、きっと俺らは大丈夫。
だけど、二人を守るためのアイデアが、あっきぃの言っていた「ペアを増やす」こと以外にもありそう。
だから、本人に聞いてみようと思った。
💙「、、、けちゃ、あのね?」
🩷「ん?ちぐ、どうしたの?」
別の料理に手を伸ばそうとしたのだろう。
お箸を持つ手を止めて、顔を上げるけちゃ。
彼の一番近くのお皿はいつの間にか、もう空っぽになっていた。
さすが、食いしん坊だ。
ふと
💜(「けちゃお、お前食い過ぎwww いや、いいんだけどwww」)
って言って、けちゃの隣にまぜたんが座っていて、けちゃの頭を軽くペシっと叩く情景が思い浮かんでしまう。
それに、まぜたんに叩かれて、けちゃが恥ずかしそうに笑う。
やっぱり、けちゃの笑顔にまぜたんは必要だ。
俺は腹を決めて口を開いた。
💙「俺、どうしたら、まぜたんがけちゃに前みたいに関われるか考えてる。
俺だけじゃない、あっきぃも、ぷりちゃんも、あっとくんも。」
さっきまでの穏やかさはすっかり無くなり、けちゃの目つきが変わる。
彼は目線を合わせず、黙って俺の言葉に耳を傾けていた。
💙「だけど、全然何も浮かばない。でね、一番まぜたんのこと理解しているのはけちゃだから、けちゃのわかる範囲でまぜたんのこと聞きたいの」
そして、運ばれてきた料理が置かれる賑やかなテーブルの上に、重く静かな沈黙が流れる。
困るようなことを聞いているのはわかっている。
でも、俺らじゃ何かが足りない。
だって、まぜたんといつも一緒にいたのはけちゃだから。
祈るように俺はけちゃの言葉を待った。
🩷「なるほど。話してくれてありがと、ちぐ。」
そうして、さっきまで隠れていた、今の等身大の彼がやっと姿を現した。
🩷「あのね、多分、今のまぜちは僕とのやり取りは嫌じゃないっぽい。」
そこには、自信がないながらも、わずかな希望を信じているけちゃがいた。
あとがき
今日は少し説教じみています、、、
実は前に配信活動をしながら、活動者さんのアイコンや背景イラストを担当したことがありました。
なので、イラストを使われているの見るとほんの少し心が痛みます。。。
この目的で描いたわけじゃない、けれど権利は贈った相手に任せているから何も言えない、、
特に本の表紙ってビジュアル命な部分があるので、それで手に取る人、取らない人出てきます。
お話は好きだけど、絵師さんのイラストを無許可で使って欲しくないな、、、
推しが好きなら絵師さんのことも尊重してほしい、そんな気持ちで二次創作のお話を読んでおります📣🩷💜❤️💛💚💙🌈
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