TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

血と赤に染まりし過去の物語

一覧ページ

「血と赤に染まりし過去の物語」のメインビジュアル

血と赤に染まりし過去の物語

8 - 第8話つきが堕落するまで

♥

29

2022年08月23日

シェアするシェアする
報告する

  「ねぇ、美奈子さん。これの続きってあるんですか?」 その声に気付いたのは、ちょうどテレビから流れるcmが終わった時だった。 ここは喫茶店で、マスターは一心不乱に皿を磨いている。 店内には古いレコードが静かに流れていて、私はそれに聴き入っていたのだが、  ふと声を掛けられたことに驚き、肩をビクつかせた。 だがすぐに落ち着きを取り戻し、声がしたほうへ顔を向ける。 するとそこには―― 「…えっ!? もしかして星華ちゃん!?」 そこにいたのは、中学時代にクラスメートで親友でもあった ̈水野  星華(みずの・せいか) ゙ さん。 当時を思い出してみる。 星華さんは、大人しそうでお淑やかな子だったな。…それがどうだろう。今の彼女は、昔と比べてかなり垢抜けていてお洒落だ。 化粧もバッチリ決まり、ネイルアートまでしているじゃないか!服装だってフリル付きのシャツの上にジャケットを着てるし、アクセサリーも付けていて、いかにも今時のギャルって感じ。 こんなの、星華さんを知ってる人なら有り得ないよ。 私の記憶が正しければだけどね。…でもまぁ、星華さんも変わったんだと思えば納得だね。 だって星華さんのことだから高校デビューみたいな感じだろうし。 それにしても――…  “星華さん”かぁ…。 なんだろうこの感じ。初対面なのに、どこか懐かしいような感じがあるんだけど…。『……あ~』 なんかこう…“星華”という単語を聞いて、頭の中で引っかかっていたものの正体に気付くことができた。 しかし、分かったところで何の意味もないんだけどね!『……あっ!』 そしてここで初めて自分の正体にも気付いた。 あれ…? この服って…。  夢想 - 第4話 - ンは驚愕する1 - ハーメルンと衝撃的事実を知ってしまった私であったが、それでもなお動揺を隠しきることはできなかった。『まさか星華さんとこんなところで会うなんて…』  そう、私がいる場所は『ハートランド音楽学院』である。  《hexa》noticeing world - hexa 4th-stage : “what is your crime of you?” 【i】 - ん~? その2 - ンッ  「

loading

この作品はいかがでしたか?

29

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚