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続かせます。
何気ない1日だった
それが訪れるまでは
朝起きて愛しい彼に挨拶をし他愛もないような会話をしながら学校に行く。
私はこんな毎日がたまらなく愛おしい
私は彼が好きなのだ
彼、…セラフダズルガーデンが彼はきっと私の気持ちを知るよしはないだろう。
それでも私は彼がどうしようもないほどに好きなのだ。
そんな大好きな彼の隣で私は今日も笑う
「あの…私と付き合ってください」
放課後の教室誰もいないその場所には頬を赤らめた私じゃない人と少し照れくさそうに俺で良ければ……、そう返事をする彼がいた
私はその会話を一人廊下で聞いた
一瞬彼がそう答えたのは何かの間違いなんじゃないのか……、そう思い教室の扉をの隙間から覗く
あ…。ホントなんだ、
そこにいたのは私と一緒のときでは絶対にしないような顔をしている彼がいた、
呆然とする頭には言葉が浮かんでくる
どうして私じゃないんだろう
もう少し早く私が彼に告白をして気持ちを伝えていたら今も彼の隣で笑うのは私だったんだろうか
私が、もう少し早くあの言葉を口にしてに渡していたら…
頭の中にあるのはそういう後悔と自分への呪いという名の問い掛けばかり
そんな言葉よりも私を傷つけたのはもう彼には私がつけたあだ名で呼べないのかもしれない
彼と私の関係はただの友達、クラスメイト、仕事仲間そう…なってしまうことが、
怖い
彼と私をつなぐものがなくなってしまうことが…怖いんだ……、
朝起きて
ゆっくりと重い体を起こした。
体はどうしようもなく痛い全身が気怠い
幸いにもこの感覚だけが彼を感じられる唯一の方法なのかも知れない………
それでも手元にあった優しい空気が消えてしまうようにどんどんとこの感覚は薄れていく
あぁ……、セラフ
あなたのいない朝はこんなにも寂しいんだな…。