「あ、ぼんさんだ。ってことはあの子がおらふくんかな?」
「…」
今俺は、menと一緒に待ち合わせ場所にいる。
今からおらふくんとぼんさんに会う。
「あ、menとおんりーちゃんだ!」
「二人とも早くないすか?!まだ集合時間10分前ですよ?」
そんなことを言いながら近付いてくる。
「あ、menやぁ!実写動画でみたまんまや!」
「あいおつです!リアルでは初めましてだねぇおらふくん。わりとイメージ通りかも。まぁ身長は思ってたより高かったけど。」
「そうっすか?でもおんりーはめっちゃイメージ通り!」
笑顔でおらふくんがこっちを向く。
「おらふくんはイメージよりもイケメンだね。」
「そう?そんなこと言われると照れちゃうよ~」
「うん。初めまして、おんりーです。」
「初めまして!おらふくんです!」
結構普通に話せる。
自分でも意外だった。
「じゃ、俺たちはあっちの方の席にいるから、また後でね~」
ぼんさんとmenが離れていく。
結局俺たちは近くのマックに入った。
俺とおらふくんは二人で近くの席に座った。
「…おんりー甘いもの好きなん?」
「…うん。まあまあ好きかな。」
二人で意味の無い会話をする。
「…おんりー。」
「…なに?」
「….ごめん。俺、おんりーの気持ち知らずに…」
「おらふくん。」
「…なに?」
「ありがとう。」
「…へ?」
「俺ね、おらふくんに頼られてるってわかって、嬉しかった!」
「…おんりー…」
「それで、俺も謝りたいんだけど…」
「…え?何を?」
「えっと..,おらふくんが辛い思いしてるときに好きだって言っちゃったこと?」
「え?そんなの…全然気にしてなかったよ?」
「…そーなの?」
「うん。おんりーが謝ることじゃなくない?」
「いや、でも…」
「俺だっておんりーに悪いことしちゃったし…」
「ふふ。」
「なんか…俺たち単純なことでお互い気にしてたっぽい?」
「そーかもねー話し合うって大事だね。」
「うん。」
「ねぇおんりー。」
「なに?」
「これあげる!」
「…イルカ?」
「うん!クレーンゲームで取れたやつなんだけど、俺これのパンダさんのやつ持ってるからさ、イルカはおんりーにあげようって思って。」
「…かわいい。ありがとう。」
「えへへ。どういたしまして!」
「おらふくんクレーンゲーム得意なの?」
「いやー結構できる方だけど、ガチ勢には負けちゃうw」
「…このあと一緒にやらない?」
「! もちろん!いいよ!絶対負けない!」
「クレーンゲームに勝ち負けってあるっけ?」
「…それでその…おんりー。」
「なに?」
「…仲直り…してくれる?」
「…うん。もちろんだよ。」
「…ありがとう!」
よかった。
仲直りできた。
おらふくんのことは諦めた…訳じゃないけど、
でも、これからも、
おらふくんは俺の親友だ。
だってこの笑顔が好きだから。
ありがとう。
コメント
3件
仲直りして良かった! でもおんりーちゃんも幸せになってほしい…🥺
(´;ω;`)((