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それから、私は組織に報告しにいった。
「そうか。よくやった。死体の処理はやったのだな。」
「ええ。骨を完全に溶かして、残った液体は山に捨ててきました。」
「よくやった。さすが桜子。そして、花鈴。ラブホテルの監視カメラは対処したか?」
「桜子さんがメイクをしてくれたのでまず身元が割れることは無いでしょう。死体をおぶってラブホテルを出たのでバレませ ん。ホストには退職願いをメールで出しておきました。家族にも友人にもクソ過ぎて勘当されているので、大丈夫だと思います。寮暮らしなのでバレないかと。」
「わかった。お疲れ様でした。これが報酬だ。」
そうして、札束の入った袋を渡された。
「30万♡何を買おうかしら〜。」
「桜子は残ってくれ」
「はあい。」
私は事務所をでた。まあ、殺しがいいことでは無いのは十分承知している。特別貧乏なわけじゃないし、小遣いも十分もらってる。だから、私は殺しで得た報酬は8割は寄付、2割はこれからの殺し屋生活のために使ってる。
「さ、寄付しにいきますか」
その頃、事務所では
「桜子、任務はどうだった」
「そうねえ。花鈴ちゃんまあ、いい女アサシンの顔つきになりました。でも、女を武器にして戦うのには向いてないみたいです。あの子は戦闘のほうが合ってる気がしますね。」
そうするとボスは渋い顔をした。
「そうか。あの子は突起した能力があるわけでもなければ手に馴染む武器も無い。」
「あの子、今回はバレにくい峨嵋刺を使いましたけど、これまでの任務はナイフだけですものね。」
「そうだな。桜子、お前は花鈴といっしょに任務をしてどの武器が似合うと思った。」
「う〜ん。あの子は小柄な体格ですわね。身長も152センチとあまり高くはない。ん〜鍛えればすばしっこく動けると思いますわね。あとは〜、足と腕は細いですわね。性格としては真面目で私の技術をすべて取り込もうという強い意志を感じましたわ。そして、いつも冷静ですわね。」
ボスは少し考え、言った。
「あの子には剣士が合っているのかもしれんな。小柄なのは剣圧で負けてしまうかもしれないがあの子の精神力なら、なんとかなるかもしれないな。よし、蓮花に指導をつけてもらおう。」
そうして、私は長峰さんに指導をつけてもらうことが決定した。
「花鈴、お前は蓮花に指導をつけてもらうことにした。弟子になれ。」
剣士か。剣の経験はほとんどない。でも、自分のものにしたら、突起した能力を持つことができる。復讐としても強い!
「わかりました!!長峰さん、よろしくおねがいします。」
「わかった。花鈴、明日は休みでしょう。朝5時に道場に来てください。」
えっ?はやっ!起きれるかな?今日は早く寝なきゃ!ッ気合いれて頑張るぞ!
私の目に光が灯った。そして、この剣士になるという選択が彼女を変えていく。一流の殺し屋として。また、人として。