嘘でもいいから好きって言って。
第 一話 《 日常 》
____ Suta−to ____
ガラガラガラ _
hr 「うぉっ、一番乗りかよッ!…なんで誰も来てねーの~?」
※貴方が早いんです
_ ドアの前 _
tk 「 …。」
ピコピコとゲームに集中し、はるてぃーの声をかき消すように
ヘッドホンを装着する。
tk 「(…こいつ、一人でもうるせぇのかよ。)」
俺がずっとドアの真ん前でゲームをしていると
後ろから気配がした。
ym「 え、…なにしてるん?…きも…。」
俺が世界で一番嫌いな人。
うるさいし、煽るし、俺がなにか言ったらすぐ突っ込んでくるし一番嫌いなタイプ。
tk 「お前に関係ないでしょ…」
ym「ぃや…だからって、きもいで?」
山田は少し引いたように後退りをしていく。
勝手に引いとけって思ったけどこのあとぞろぞろと他のメンバーも来るし
うるさい二人に囲まれながらゲームするしか無いか。とげっそりした。
tk「はいはい…」
ガラガラガラ_
hr「あ…!たくぱんと山田ッ!おそいぞ~!」
ym「まだセーフやし~!てかはるてぃーが早すぎんねん!」
hr「だって早く実況してぇもん」
猿みたいにワーギャー騒ぎこむ二人に少し腹がたった。
tk「あ゛~…また負けた、」
hr「…急に喋るやん!?!?」
ym「はい、乙ぅぅぅぅ!!」
あーもーうるせえ。
家に帰ってゲームしてきていいかな。
と更に怒りが増した。
ガラガラガラ_
ut「ごめ、委員会で遅れた…」
hr「うたくん遅いっ!部長寂しく一人で待ってたのにッ!」
ut「きもいよ、そのキャラ」
hr「ひど~~…」
ut「ごめんって。」
うたくんが多めの書類を抱え急いで部室に入ってきた。
ガラガラ_
so「ふ~もうつかれたっす~」
kyu「そーちゃん殆ど寝てたじゃんッ!」
hr「お前らも遅いッ!」
so・kyu「補修だったんです~!!」
ut「いつものか…」
二人声を合わせて目をうるうるさせながらそういった。
km「山田行くん早すぎるて~…!教室飛び出すなよ!」
ym「ごめーん笑(たくぱん見かけたから追いかけたとか言えねえ…)」
こむぎも少し息を切らし部室のドアを開けた。
yu「わ…一番最後ですか、すみませんっ」
開いたままのドアからひょこっと顔を出し申し訳無さそうに部室へ入るゆーまくん。
hr「ま、全員揃ったし大丈夫大丈夫!!」
hr「お前ら実況撮るぞ~!」
俺は未だクリアしてないゲームを淡々にやろうとするがはるてぃーに没収された。
_______________
撮影が終わり、山田らはいつもどおり帰るところ。
ym「(はー…いつ言ったらいいんかな、)」
俺は近々告白しようと思ってるけど正直うまくいく気がせん。
だって今日も昨日もずっとけんかしかしてへんもん。
km「ゆーまっちか~えろ!」
yu「は、…はいっ!!」
so「きゅーちゃんこの後マック行きません?」
kyu「え~いいじゃん!僕食べたいやつあるんだぁ~」
hr「うたぁ~帰るぞ~」
ut「…はいは~い」
tk「…」
ym「…。」
取り残されてんけど!?気まず…
ym「おい、ゴミドリ」
tk「…あ?なに、」
ym「…_き、」
tk「は、?なに?なんて、」
ym「だから、好きッッ!」
ym「ちょっとは意識しろバーーカッ!!」
tk「…は、はぁ、?//」
tk「(顔あっつ…///てか、何急に…?//)」
その後俺はたくぱんを置いていって走って家まで帰った。
______________
ym「あああああああああ”あー!!!なにしてるんッ!!?」
全然告る気なかってんけど。いや、少しはあったけどさ、、!
あんな唐突に告るとか山田下手くそすぎるやろ…
ym「も、明日顔合わせらせへん…」
と
後悔し続けたやまだでした。
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続く 《 意外と 》
♥…↑1100
コメたっくさん感謝😭
うれしいい
コメント
4件
告白早いの助かる、、、
...尊いッ!( ´ ཫ ` )チーン