テラーノベル
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1.好きって伝えたいだけ
こんな事になるなら貴方に恋なんてしなければ良かったーーー、
私の本当にあった恋をかきました
「メーン!!」と迫力のある声と同時に踏み込む音が体育館中を包み込む
私が小学4年の頃まではそれぞれの学校がそれぞれの場所で頑張っていた。でも急に決まった合併。4校が合併した。友達も増え、明るい学校生活を送る事ができた。勿論、剣道のチームも5つから1つのチームへと変わった。最初は“不安”と“不満”しかなかった。けれどみんな優しくてフレンドリーでここが私の場所と思えた。
前の稽古とは違うし慣れない事も沢山あったけどみんなと頑張って乗り越えていけた
そんな日々を送っていた一年後ー、
私たちは年明け前というのに遠征の試合が入った。年明け前だから憂鬱な気持ちで行った。
そこで待ち時間にお馴染みの恋バナで盛り上がる
恋バナの話になると必ず出てくるのは“瑞樹”だ瑞樹は私の一つ下、4年生のモテすぎてる?人らしい
そこでリーダーのめぐみが口を開く
恵「でも結局瑞樹の好きな人って誰なんだろーな」
瑞樹と同級生の仁もその話に参加する
仁「俺知っとるぜ」
真「え?!だれだれ?」
みんながこの話に食いつく。もちろん私も興味津々だ。
仁「5年生の瑞穂ってやつ!」
おぉ!という声とともに
穂「違うかない?」
私と一緒に副リーダーの穂乃果が言う
恵「え、誰なん」
恵「仁より穂乃果の方が信用できるわーw」
仁「誰なん??」
この時穂乃果は私の方に目線をやっていた。私は気づかなかった。
恵「えぐっ!!」
仁「まじ?」
話が進んで理解ができない私とニヤニヤしながらこっちを見るみんな
真「え?!誰なん?言ってないやろ!」
穂「いや言ったし!ね!みんな」
恵「うん笑」
仁「俺はお前が後悔せんなら後で言うぜ!」
真「後で絶対教えてね!!」
試合が終わり帰る準備をする
真「ねぇ、瑞樹の好きな人って誰なん?」
仁「後悔せんね?」
真「うんしない」
仁「お前」
頭がパンクしそうだ。クラスの女子とか穂乃果とかかと勝手ながら思っていたから驚きが隠せなかった
帰って休憩と同時にTik◯okを見る
瑞樹から謎の暗号が送られて来ていた
真「なに?これ」
瑞「調べてみたら?」
私は検索欄にその暗号と意味と打ち込む
私は見た瞬間とても驚いてしまった。だってそこには好きってかいてあるから。とっさに送り間違えだと本気で思い
真「送り間違えじゃない?」
瑞「送り間違えじゃないよ」
ですよね、と内心つっこみながらも少し恥ずかしかった。私はどうしていいのか分からず
「えっと、どうすればいい?」
と聞いてしまう。
「好きって伝えたかっただけ」
そう聞いて私はほっした
コメント
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イチャイチャして、