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霜月リラ@低浮上
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naf
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モチモチの木
三
その十一月二十日の夜のことだった。
豆太は、ふと目が覚めた。
いつもなら横にいるじさまが、うめいている。
「うーん、うーん。」
じさまが、丸くなって苦しがっているのだ。
「じさま! じさま!」
豆太がいくら呼んでも、じさまは「うーん」と言ったきり、目を開けない。
じさまの体は、汗でぐっしょり濡れていた。
(じさまが、死んじゃう!)
豆太は、怖くて胸が押しつぶされそうになった。
医者の医者様は、ふもとの村にしかいない。
峠から村までは、暗い山道をずっと下っていかなければならないのだ。
三段落 終わり
コメント
1件
みぅです🥀 第107話、読みました……。 豆太の「じさまが死んじゃう!」っていう恐怖、すごく伝わってきました。大人でも夜の山道を下るのは怖いのに、自分の足で医者様を呼びに行くしかない状況……。まだ幼い豆太の胸の内を思うと切なくなりました。 じさまのうめき声と汗の描写が生々しくて、自分まで息を呑みました。モチモチの木の話、先が気になります。