歯磨きしてたら思いついた
じゃ、いきなりだけどすたーとっ!
「おはよー、」
「んぁ、?あ、ぷりちゃん、おはよぉっ、」
「ん、」
「うわっ、重いよぷりちゃんっ、!」
びっくりしたぁ、まだ慣れないなぁ、こんな距離近いの。ほら深呼吸。心臓を落ち着かせないと。てゆーかこんなドキドキしてたら俺、早く死んじゃうんじゃないかなぁ、そんなくだらないことを考えて熱くなった頬を冷やした。ふと鏡を見て思う。ぷりちゃんって—
「わんこみたい」
「は?」
「あ、悪い意味じゃなくて、」
ちょっと誤解させちゃったかも。てか反応速いな、これもうしっかり起きてるでしょ、 まぁいーや、とりあえず誤解は解かないとね。
「いっつもぎゅーってして俺の周りに居て。なんか、大型犬みたいな安心感あるから、」
「ふーん、」
あ、割と興味なさそう。これなら大丈夫かも
「じゃあさ、その犬って、こんなこともできるん?」
—ちゅっ、—
「んむっ、?!」
へ、?あ、きす、 こんな朝っぱらから… 恥ずかしい、けど、気持ちいい、
―くちゅくちゅ、—
二人っきりの洗面台に妖しい水音が響く。朝、寝起きの君の顔。俺だけの、俺だけが見れる顔。綺麗だな、そう、思った。
「んっ、ふぅっ… んぁっ、」
あ、そろそろ息限界、でも、終わって、欲しくない。
—ちゅぱっ、—
もう、終わりかぁ、あれ、なんか顔が…
「ミントだった、」
少し暗い顔の君が言う。
「え?」
「だーかーらっ、ミントの味したってことやっ、!」
あー、歯磨き粉のことかぁっ! 確かについさっき歯磨きしたばっかだしね。てゆーか、
「ミント、嫌いなの?」
「別に。ただ、前使ってたやつはオレンジだったから、」
「あれねぇ、昨日切れちゃって、新しいの買ってきたんだよね」
「ふーん、」
あ、そこで気づいた。洗面台に乗っかっている、二つの歯磨き粉。緑色と、オレンジ色。
「もしかして、俺と同じの使いたかったの?」
「別に、」
「へへ、ぷりちゃんってやっぱわんこに似てるねぇっ!」
「はぁっ?!」
かまってちゃんで、独占欲強くて、意地っ張りで、プライドも高くて、どうしようもないくらい不器用で。だけど、優しいんだ。周りの人をよく見ててさりげない優しさをいつもくれるの。捕まえられたら、その不器用な優しさで甘く甘く溶かされちゃって。そうなったらもう離してくれないけど、そんなところもかわいいんです。
そんなうちのわんこくんはどうですか?
まぁ、一生渡しませんけど。
ふへ、どーすか?
歯磨きから離れてるのは指摘しないお約束☆
一応舞台は洗面台ってことになってる。
あ、本文にも書いてあるかな?
tgくんが歯磨きしたすぐ後にprちゃんが来たイメージだよー
読んだ人はコメント全員してって〜!!
ダメ出しでもいーからっ!
そーゆーのめちゃめちゃ大歓迎なんで!!
みんな、コメントお願いしますっ
コメント
10件
ぷりちゃんかわちい〜〜!!!確かにこれは犬だな
pr犬最高だな✨ tgちゃんの独占欲って言うの?最後の文最高すぎて🥲🫶
大型犬、可愛いなぁ🫶