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リドル
「 オフウィズユアヘッド
《首をはねろ》ーーーー!!!!」
首輪を跳ね返すことは出来るのだけれど、
首輪を跳ね返さてこれ以上煽るような
ことをするわけにもいかないわ
大人しくつけられt
ガシャン
首輪をつけられた瞬間
一瞬息が出来なかった
首輪。首、締められ…兄さん
違う、違う違う違う違う!違うわ!
ケイト
「レイちゃーん?大丈夫?
顔色悪いけど」
トレイ
「悪いな。寮長からエース達を
外に出せと言われたんだ」
『そ、そう。ええ、分かったわ』
〜〜〜
エース
「あーくそっ、腹立つ!!あの赤毛の
チビ暴君!自分がハートの女王にでも
なったつもりあよ」
エース達がなにか話ている。でも、今の
私にはそれを聞くほど落ち着いてはいな
かった。そんな時、
「「うわっ!!」」
グリム
「ふぎゃーーー!!!
生首お化け〜〜!!」
『!』
?「おっと。身体を出すの
忘れとったわ」
デュース
「な、なんだ。ちゃんと身体も
あるんじゃないか。君は?」
チェーニャ
「俺はアルチェーミ・アルチェーミ
ヴィチ・ピンカー 猫のような人の
ような魔力を持った、まか不思議な
やつ」
エース
「アルチェ、なんだって?」
チェーニャ
「みんなチェーニャって呼ぶかねぇ
少なくとも、そのへんのヤツらとは
レベルが違うぜー」
『また不思議な人が』
チェーニャ
「そうかい?ここいらじゃあ
これくらいが普通だけどね」
『名前はアルチェーミ・アルチェーミ
ヴィチ・ピンカーさんでいいの
かしら?』
チェーニャ
「!この名前を一発で覚えられたのは
お前さんが初めてだにゃ〜」
そう言ってチェーニャさんは
私の腰に尻尾をまわす
エース
「俺は暴君に理不尽な目にあわされて
期限が悪いんだよ。どっか行け」
チェーニャ
「リドルが暴君…フフフ まぁ、そう
言えなくもないかもしれないけど
にゃあ。ちっこい頃かはあいつは
真面目なヤツだもんで フフフ」
デュース
「何か知ってるのか?」
チェーニャさんが言うには、クローバー
先輩なら小さい頃からローズハート
先輩の事を知ってるみたいで、
クローバー先輩に聞くことになった
チェーニャ
「お前さんと離れるのは少し心惜しい
にゃんけど、また会おうにゃ〜ん」
『ええ、また』
チェーニャが去った後、図書室で
待ち伏せしていればマロンタルトの
レシピ本を返しに来るかもしれないと
図書室に行くことになった
案の定、クローバー先輩が来て
話をし始めた
グリム
「つーかよぉ、リドルよりお前の
ほうが年上なんだろう?ビシッと
怒ってやればいいんだゾ」
トレイ
「もちろん、必要があればそうするさ
でも、俺にはあいつを叱ることなんか
できない」
エース
「なんで!」
トレイ
「リドルの全ては、厳しいルールの
元で”造られた”ものだからだ
あいつの両親は、地元じゃ知らない
人がいないほどの有名な魔法師でね
特に母親は優秀な人で、リドルにも
優秀であることを求めた
だからリドルは起きてから寝るまで、
学習プログラムが分刻みで決まってる
ような生活をしていたんだ」
グリム
「げ…分刻み?」
トレイ
「食べるもの着るもの、消耗品から
友達まで全部決められてた
それでもリドルは、両親の期待に
応えるために、黙って全部こなし、
10歳にしてあのユニーク魔法を
完成させた
成績もエレメンタリースクールから
ずっと学年首位をたもちつづけて、
それがどんなに大変なことか、
想像もつかない」
『つまり、ああなったのは親の
せいと貴方は言いたいのかしら?』
トレイ
「リドルは、厳しいルールで縛る
ことが相手のためになると思ってる
厳しいルールで縛られて、恐れで支配
してこそ成長できると信じてるんだ
かつての自分がそうだったように
そして、ルールを破るのは絶対的に
悪だと思ってる。だって」
エース
「ルール違反を肯定すれば、ルールに
よって作られた自分の全てを否定する
ことになる…ってこと?」
トレイ
「お前達がリドルを横暴に思うのも
分かる。リドルのやり方が正しくない
ことも
だけど俺には、やっぱりあいつを
叱ることなんて出来ない」
デュース
「寮長にそんな過去が」
エース
「今の話を聞いてよーく分かった
リドル寮長があんななのは、
あんたのせいだわ」
『私もエースの言う通りだと思うわ』
「「え?!」」
エース
「リドル寮長が親を選べなかったのは
しょうがない。でも、あんたは
少なくとも寮長の親が寮長にやってた
ことは間違ってるって昔から思って
たんでしょ」
トレイ
「それは…」
エース
「今の寮長が親と同じ間違いしてる
ってってるならちゃんと言えよ直して
やれよ
可哀想な奴だからって同情して甘やか
して、どうすんの?あいつがみんなに
嫌われて、孤立してくの見てるだけ?」
デュース
「お、おい。エース!」
『でも、実際に子供の頃から周りに否定
されず、絶対だって思いこんでる子が
何人もいたわ。最悪、殺しも見逃すわ』
小芭内さんの一族が、そうだったもの
エース
「それとも何?あんたも首をはねられる
のが怖くて黙ってるって?ダッセェな!
何が幼馴染だ。そんなんダチでもなん
でもねぇわ!」
クロウリー
「コラ!気見た!
図書室では静かにー!!!」
グリム
「アンタが一番声でけぇんだゾ」
私はそれに小さく2回頷いておいた
クロウリー
「おっと、失礼。ゴホン まったく、
図書室は静かに勉学や読書にいそ
しむところですよ」 ボソッ
『ごめんなさい』
クロウリー
「わかればよろしい。ところで
皆さんお揃いで険しい顔して
どうしたんですか?」
デュース
「それが、」
〜〜〜
クロウリー
「なるほど、そんなことが。首輪を
外してくれと謝るのも嫌だけど、穏便に
寮長を説得できる気もしない、と」
エース
「まぁ、そんなとこ」
クロウリー
「そうですねぇ。そんなに寮長とウマが
合わないというなら、転寮するという
選択肢もありますが
ただし、今の寮は闇の鏡が選んだもの
ですから、変えるとなるとかなり面倒な
手続きや儀式が必要になりますよ」
エース
「転寮かぁ。でもそれって、
あいつに負けて逃げる感じがして
スッキリしねぇなあ」
クロウリー
「ふむ。ではローズハートくんに決闘を
申し込んで君か寮長になっちゃえば
いいんじゃないですか?」
「「ええええええ〜〜〜!!!??」」
『決闘…』
クロウリー
「こら!声が大きい」ボソッ
エース
「学園長が変なこと
言うからだろ」 ボソッ
クロウリー
「変でもなんでもありませんよ
ローズハートくんだってそうやって
寮長の座を手に入れたんですから」
デュース
「そう言えば、ナイトレイブン
カレッジはどうやって寮長を
決めているんですか?」
グリム
「確か、リドルは入学して一週間で
寮長になったって言ってたんだゾ」
クロウリー
「前寮長に指名されたり、現寮長に
決闘で勝利したりなど、他にも
いくつか方法はありますよ」
クロウリー
「決闘というのは
シンプルな方法の1つですね」
確かにいいわ。鬼殺隊は
実力が全てだったもの
エース
「でも、魔法による私闘は
禁止なんじゃ?」
クロウリー
「私闘わね。正式な手順を踏み
学園長立ち会いのもとおこなわれる
はなしは別です」
トレイ
「たしか決闘の相手に事前にハンデを
かすことは禁じられているから、
リドルに謝ることもなく、首輪を
外してもらうこともできるな。いや、
でも…」
クロウリー
「寮長に挑む権利は、入学した瞬間
から全生徒に与えられていますよ
どうします?トラッポラくん
ローズハートくんに挑みますか?」
エース
「おっし。ならいっちょ
やってやろうじゃん」
デュース
「なら僕も」