ワンクッション
それでは~
どうぞっ
貴女は私の全てを奪っていった。
初恋も。
貴女と一緒なら何もかも色鮮やかで
そう思った。
いや、そう思ってる。
この幸せが続くのならば
私は貴女を独り占めしたい。
綺羅side
🧡「今日は来週のリリイベの打ち合わせだね。」
💙「は~い。」
🩷「早めに終わらせよな??」
💛「ここはこうした方がいいんじゃない?」
🩵「ん~、でもファンの人はこっちもいい気がする。」
💜「私は柚ちゃんの意見に賛成かな」
一向に意見がまとまらない。
コンコンコン
〇〇「失礼します~……って、」
💚「あ、先輩!」
〇〇「ごめん、部屋間違えた。笑」
🩵「もう先輩~笑笑」
〇〇先輩はこの事務所の立役者と言っていいほど有名人。
もし〇〇先輩が居なかったらこの事務所は無かったと思う、。
そして私の憧れの人。
でも私の初恋の相手でもある人。
💛「先輩、、!」
〇〇「ん?どうした?」
💛「ちょっと今意見がまとまらなくて、」
〇〇「うんうん。」
どんな時でも親身に聞いてくれる。
💛「どうしたらいいんですかね、?」
〇〇「ん~、皆はファン思いで凄いことなんだけど」
〇〇「個人的には、綺羅ちゃんの意見がいいのかなって思う。 」
〇〇「みんなの意見も凄いんだけどね」
🤍「わかりました!ありがとうございます!」
🩵「頑張ります!」
🧡「お時間割いて下さりありがとうございます。」
〇〇「ん~ん!いいの!というか敬語無しにしない?もっとラフでいいんだよ笑笑」
💛「え、いいんですか?」
〇〇「もちろん!」
💚「やった!先輩大好き!」
〇〇「可愛い~!」
『私だけに言ってくれればいいのに。』
そんな言葉を喉の奥に閉まって。
〇〇「あ、会議、行ってくるね!」
💙「行ってらっしゃい!」
先輩の背中を見送った。
🧡「よし、今日の会議はこれで終わり!」
🩷「やった!はよ帰れる!」
💚「推しの配信あるもんね笑笑」
🩵「來亜~、早めに終わったしカフェ行かない?」
🤍「あ、ごめん。予定ある。」
🩵「うぇ、分かった!またね!」
それぞれ解散し部屋を出る。
💜「あれ、綺羅ちゃんはどうするの?」
💛「あ~、ちょっとダンスの練習でも」
💜「そうなのね!遅くならないように気をつけてね!」
💛「は~い!またねん」
本当はダンスの練習もあるけど〇〇先輩に会えるんじゃないかって思ってる自分が居る。
すると目の前に会いたかった人がいた。
私の全てを奪っていった人。
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