今回はマッシュル!
え?居るのか?ちゃーんといるよ安心して!(?)
えっと…名前か…やべ、決まってね笑えーっと…
ん〜…そうだな…
「アイリス・アディ」
アイリス)えーっと…
今の私は事務作業中だ
因みに、神覚者である、オールケイン…簡単に言えば全て
オール…特に皆さんが思っている全てと思っていい、全てを操ったり動かしたり…出せたりと、色々便利だ
そんじょそこらの神覚者と一緒にしないでくれよ?
アイリス)あ〜!しまったァ〜…
くっそ、悩み事してたら書類のミスしたわ…
アイリス)はぁ〜…(もうココ最近寝てねぇぞ…)
え?何をミスしたかって?簡単に言えばイーストンの金融関係を今やっているのだが…その金額を間違えた、という事だ
アイリス)最悪…
ひとりで悶々と書類を直そうとしていると私の部屋の扉をノックされた
アイリス)??はーい(来客…か、誰だろ…色んな人来るからな)
入室許可を出すと扉が開き部屋に入って来たのはレインだった
アイリス)…なんの用?ソードケイン
レイン)??婚約者に近づいて何か悪いか?
…こいつの言った通り私とこいつ…あとほか数名、婚約をしている
アイリス)帰れ、仕事中だ
レイン)怒るな怒るな、暇なんだよ
アイリス)なら忙しい私に構うってのは仕事なのか?
レイン)ある意味な
アイリス)チッ
レインは呑気に私と自分の分のコップを手に取りコーヒーを入れ始めた
アイリス)帰れ帰れ、お前に構うほどあたしの仕事は簡単じゃねぇの、ついさっきミス見つけたばっかなんだよ
レイン)そうなのか?少し手伝ってやるぞ、お前の仕事の量は尋常じゃないからな
アイリス)その仕事を回してくる野郎共はどこの誰だ?
レイン)いいから、ほら見せろ
レインはコーヒーを渡して来た次いでにいくつか書類を手に取って目を通し始めた
レイン)…ふむ、確かにこの書類は少し面倒だな…やってやる
アイリス)…なら任せた……(まぁ、確実だし早いし…任せても_)
後の数分後
レイン)ほら出来たぞ
アイリス)……はぁ”〜……何新しい仕事増やしてんだてめぇ?あ”?
なーにしれっとこいつ「式料金」だとか「プラン料」だとか増やしてくんの?え?何?何なのこいつ?殴っていい?
レイン)??手伝っただろ?ほらこれ
しれっとちゃんと出来た書類出てくるし!何なのこいつ!
アイリス)じゃあその書類はなんでしょうねぇ?
レイン)市役所から婚姻届と式場からプラン料とか…色々
アイリス)やっぱ殺す!
魔法陣を出した時ガチャっと扉が開き「アイリスさーん、修正らしいです〜」と、持ってきたランス
アイリス)う”ぁ”ーー!!!多いんだよ畜生!
ランス)あ、あ〜…だ、大丈夫ですか…?先輩
アイリス)ちょっと文句言ってくる!誰だ!備品壊す野郎と無駄に金を滞納するヤツ!あと学校から金を借りる野郎はどこのどいつじゃー!!!
ランス)あ…
アイリス)どっか行った…
アイリス)まずはテメェじゃマッシュバーンデッドー!!!
マッシュ)??あ、先輩だ
アイリス)あ、先輩だ、じゃねぇの!てめえは扉を壊すのをやめろ!学校が金欠になる!床も!壁も!窓もガラスも!
マッシュ)そう言われたってなぁ…引き戸とか書かれてないから…
アイリス)ここは全部引き戸!学校内の扉は全部引き戸!
マッシュ)あ、うっす
アイリス)お前は頼むから暴れるな!魔力が無い人間でここまで暴れる人間は初めてだよ…
マッシュが正直いって学校内で1番壊している…お陰でマッシュに直接文句を言うのはこれで7回目ぐらいだ
ノイローゼでぶっ倒れそうだが…やらなければならない仕事だからな…
マッシュ)えへへ
アイリス)褒めてねぇから!
しばしの説教後私は自分の部屋に戻った
アイリス)はぁ…疲れた……
部屋の中には何故かアビスが居た
アイリス)はぁ〜…アビスに癒される…
アビスは私の前では必ず仮面を取って私のそばにそっといるしコーヒーがないことに気づけば直ぐにコーヒーを入れてくれる…本当に癒される…
アビス)そ、そうですか…?
アイリス)ほんと、そんじょそこらの野郎共よりも癒されるわ…
アビスの頭を自分の膝に乗せ頭をゆっくり撫でると少し嬉しそうな顔をした
アイリス)はぁ〜…猫みたい…
アビス)よ、喜んでいいのですか…?それ
アイリス)いいのよ〜、仕事しなきゃ
仕事をしようとするとアビスは直ぐに体を起こしコーヒーを入れ始めた
アイリス)うーん…(ランスが仕事の修正を持ってきてたな…結構少なくなってる…何時ぶりだろこんな光景)
ペンをスラスラ〜っと書き綴り、しばらく時間が経てば机の上がまっさらになっていた
アイリス)終わったぁー!
アビス)お疲れ様です、スイーツ作りましたけど要ります?
アイリス)お、やった〜♪
アビスは私がひとりで仕事をしているあいだ私の部屋に着いている少し小さいがキッチンで黙々とスイーツを作っていた
アイリス)ほんと、助かるわ
アビス)いえ、私達の方が何時も助かってます、今日はマカロンですよ
アイリス)フフッ笑ほんと、色々ありがとうね
アビスはお皿にマカロンをいくつか乗せて私の所に持ってきた
アビス)こちらこそ、いつもありがとうございます
アビスは真正面から唇を重ねて来た
アイリス)はぁ〜…癒される…
アビスの頬を撫でると軽くスリスリと頬を擦り付けてきた
アビス)さ、休憩したら寝よっかな〜♪
マカロンをいくつかつまんだ後私はシャワーを浴びに少し書籍から離れた
アビスサイド)
アビス)はぁ〜…(私の婚約者が私だけに優しくて本当に愛おしいです…)
え?なぜ自分がこんなにも溺愛してるのか?
実はですね、アイリスさんは時々激しく情緒が不安定になることがあるんです、なのでそうならないよう私が基本的に彼女を甘やかしているんです
甘やかし続ければ情緒を多少は保てる…との事
まぁ、私自身甘やかす事は好きなのでね、苦ではないです
アビス)…可愛いよりも私はかっこいいと言われたいのですがね…どうしましょうか…
と、暫く考えていると扉を叩く音が聞こえ顔を出すと神覚者のひとり、オーターさんが居た
アビス)おや…オーターさん
オーター)あれ、この時間帯は何時もいるんだが…アイリスは?
アビス)今はシャワー中です、お仕事が一段落したので休憩タイムです
オーター)ふむ…悪い、暫く中に入れさせて貰えないか?
アビス)え?
オーターさんの後ろを見ると女生徒が沢山いた…そして察した
オーター)アイリスが居ればここでキスでも何でもしたら直ぐに離れるのだが…
アビス)な、中に入ってください…私も辛さは分かります
オーター)悪い…本当に助かる
オーターさんを中に入れコーヒーをお出しすると「はぁ〜…」とものすごく大きいため息をついた
アビス)あ、そうだ先程焼いたマカロンがあるんですけど…食べて行かれます?
オーター)あぁ…助かる……
ぐったりとしているオーターさんのそばにマカロンを持って行くとオーターさんは少しずつだが食べて行った
アビス)少し楽になられては?
オーター)悪いな、俺はアイリス以外にはあまり甘えない気質でな、ま、お前の前でも少しは気を抜くがな笑
アビス)雰囲気的に良く母親気質と言われてますからね笑
少し談笑しているとアイリスさんが帰ってきた
アイリス)はぁ〜…入ったァ〜……疲れたァ〜…
アビス)コラコラ、いつも言ってるじゃないですか下着姿で出て来ないでください……
アイリスさんが出てきたかと思えば下着姿だけで出てきた…いつもの事だがオーターさんにとっては初めてだったらしいのか目を逸らして顔を真っ赤にしていた
アイリス)暑いもーんって、オーター居るじゃん気遣うの大変でしょ、アビスごめんけどちょっと席外してくれる?
アビス)??分かりました
こうして私はアイリスさんの部屋から少し出た
アイリスサイド)
アビスが出たあと、パッと着替えオーターの隣に座ると直ぐに膝に頭を乗せてきた
アイリス)はいはい…まーたいつものヤツね
オーター)…あぁ……
頭を優しく撫でたり頬を撫れば顔をとろんと蕩けさせた
アイリス)フフッ…ほら、メガネも取ろうよ
メガネを取ると緊張の糸が切れたように私を抱き締めてきた
アイリス)はいはい、ほんと…子供みたい
オーターは誰も居ない間、私と2人っきりの時はベタベタに甘えてくる
オーター)疲れた…もう少し……このままがいい…
アイリス)はいはい、甘えん坊のオーターくんに従いますよ〜
オーターの頭を撫でた後バードキスを繰り返すと気疲れが無くなったのか心做しか悪かった顔色は元通りになった
アイリス)ほら、疲れがないなら学業に戻る!
オーター)分かった、ありがとうな助かった
アイリス)私はアンタらの婚約者だからな、婚約者を気遣うのは当たり前だろ、ほらとっとと行け
シッシッと手を振ればオーターは部屋から出ていった
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