テラーノベル
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『四季、俺らは友達だろ?』
『安心しろよ、俺がいるんだから!』
『お前なんか友達でもなんでもねぇよ、疫病神』
『邪神』
『その_____が欲しいんだけだッ!!』
ザクッ
「ッ!」
つい最近の事に意識を飛ばしていたら持っていた包丁でうっかり指を切ってしまっていた。
魔眼を隠している包帯に手を這わせる、彼は…これが欲しかったのだ。
対して深くも無いのにボタボタと血が出てくるのは四季自身が弱っているからだろう。
食事を基本として必要としていないせいで、何を作れば良いか悩んだもののアノ人が教えてくれた物を作る事にした。
数百年前の事だから上手くは作れなかったけれども…
「食べるかな…」
「…腹は減っているか?」
4人がいる広間を叩き僅かに顔を覗かせて聞いた。
「いただきたいッ!ゲホッ」
「食べたい!です」
「食べる」
「減ってます!」
食い気味に乗り出して答える4人に四季は緩く笑った。
「そっか…じゃあおいで」
広間から少し歩いたところの和室に紫苑達は通された、一枚板で作られたような黒漆が鈍く光る机には4人分のご飯一式が置かれてあった。
ふわっと香る味噌の柔らかい匂いと、湯気が上る良く煮込まれた煮物。ふっくらと炊かれた白米が空腹を余計刺激した。
ぐぅ……
部屋に響いた腹の音の発生源は目をキラキラとさせている紫苑達だという事に気付かないほど四季は常識知らずでは無い。
「良いよ、食べな」
その言葉に弾かれたかのように勢いよく晩御飯を食べ始めた、暖かくて柔らかい、ちゃんと味がして本当に美味しかった。
紫苑達が普段出されていたのは、冷めていて固かった。基本的に家族の残り物か残飯に似た物だったから。
「逃げないから…ゆっくり食べな」
「じゃぁ…俺は離れに居るから……」
そう言って出て行こうとした四季を紫苑が止めた、頬に入ってるご飯をちゃんと飲み込んで四季を見つめた。
「一緒にくわねぇのか…?」
子供らしく眉をハの字に下げながら上目遣い聞いた。その可愛い顔に昔から弱い四季は、う゛と小さく呻いた。
「俺は…食事を必要としてないんだ…」
「空腹にならないんですか…?」
並木度が聞いてきた事で逃がしてくれないのだと思った四季は4人の反対側に座りお茶を一口だけ飲んだ。
「減るけど、食事で回復するわけじゃ良いから…」
コメント
8件

紫苑さんたちの家の人たちに凸ろうかな★( ᐕ)🔪 四季くん指大丈夫!? 今回もめっちゃ面白かった✨✨ 続き楽しみにしてるね〜ッッ!!
包丁で怪我しちゃってだいじょぶか?!?!?! ちょっと昔四季くんを傷つけた奴らぶっ飛ばしてくる(( なーち一緒行く?((( にしても最高すぎる⊂( ꒪ ཫ ꒪⊂) 途中ホンワカしてて可愛い💓 続き楽しみっ!!!!