10.
Side.青
青「ん、っ、?」
朝起きれば、シーツに何か零れたようなしみがあった。
桃くんか何かが水でも零したのかな。
隣を見ると 橙髪の弟が 寝ていた。
時計を見れば時刻は 10時。
流石に遅すぎる起床に 頭を搔く。
このまま 寝かしていても 可哀想な 気がするので しょうがなく 揺さぶって起こす。
青「橙くーん?」
橙「んっ、…」
相変わらず 寝相が凄い。
青「もう10時ですよー。起きてくださーい。」
そう言い、橙くんを急かす。
橙「んえっ、?!もう10時なんっ?!?」
青「そーだよー笑」
橙「なんで起こしてくれんかったん 、?!」
青「そんなこと言われても僕も今起きたんだもん。」
橙「今日友達と遊ぶ約束してんねん、!」
青「早くしなよ笑笑」
橙「もぉー、!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
青「おはよー!」
紫「んっ、?あ、青ちゃんおはよう笑」
「随分遅起きだねー。」
青「いや起こしてよー!!笑」
そんないつもと変わらない会話を続ける。
紫「橙くんは?」
青「あー今日友達と遊ぶ約束してるらしくてもう行っちゃった。」
紫「えー!嘘ー!朝ごはんくらい食べればいいのに…」
流石ママもり。
青「てか朝ごはんは?」
紫「え、あ!!まってごめん忘れてた、!!」
いつも僕が起きると必ずある朝ごはんが作られていないなんて今日一のビックニュースだ。
青「いや、別に大丈夫だけど、今まで何してたの、??」
紫「あぁー、ちょっと色々あってね、笑」
なんだか気まずそうな顔をする紫ーくんに違和感を覚えた。
とりあえず朝ごはんができるのを待とうと
テーブルへ向かう途中、ソファーに寝ている赤髪のやつを見つけた。
なにしてるんだか。
正直、赤くんに良い印象はない。
この前も、桃兄に 一言いわれただけで倒れるとか。
めんどくさい。
いくら紫ーくんに気に入られたからって、
調子に乗りすぎな気がする。
まぁ、1人でグチグチいっていてもしょうがないので違うことを考えることにした。
そういえば、黄くんと桃くんはどこなんだろう。
今日1回も見てない。
もしかして、今日紫ーくんが言ってた、
「色々あった」は赤くんのことだったりして____。
まぁ、そんなことないか。
コメント
5件
すごい運命かもしれない....私も今日10時ぐらいに起きた..! もしかして、私の事好き?(?) 終わり方天才すぎるよォ🫶🏻 最高に好き😘💗
毎回めちゃくちゃいい終わり方するの尊敬します😿 今回は青くん視点、青くんが赤くんのことどう思ってるのかとか分かって最高です💕 10時に起きるのが結構リアル 朝ごはんが無くて今日一のニュースなの可愛い🤦🏻♀️💞🫶🏻 やっぱり尊敬します✨💕