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いつも明るい姉貴が陰で泣いてる
悲しい表情で名前を呼ぶ組
🔮
今日初めて🌸の姉貴の泣き姿を見た。泣いた理由は分からない。でも人通りがないとこで、影になっているところで泣いている…いつもこうなのか…?色々考えるより前に声をかけていた。意識はしていなかったが表情はかなり悲しそうな表情だったらしい…
🔮「は、🌸の姉貴…」
目をまん丸にさせ隠すようにその場から逃げようとする🌸の姉貴の手首を掴む。反射で動いた手をどう説明しようとあわあわしていると、鼻をすすりつつ”手を離して”と言われた。しかしどうしても離したくなかった。
🔮「は、🌸の姉貴。俺…は、悪魔であって、癒す天使じゃないですぅ……」
🌸が”?”となっているが目を見て話を続ける
🔮「上手く言えないですが、こんな俺でも武闘派でみんなを守る力があります…🌸の姉貴…俺を頼って…欲しいです…💦」
「涙を見られたくないなら俺の体で隠します…だから……その…」
言いたいことが理解出来たらしく🌸の姉貴はふふっと笑いそして”じゃぁ少し頼ろうかな”その言葉に大喜びしつつ全力でそばに寄り添った。
🔥
天羽夫妻に拾われ育ててもらった。工藤の兄貴や阿久津のカシラそして🌸の姉貴が色々教えてくれた人達。特に🌸の姉貴は傍でいつも面白おかしく笑っていた。そしてすごく強い武闘派でたくさんかっこいい部分も見てきた。そんなある日 工藤の兄貴、それに阿久津のカシラが逝っちまった。泣かなかった人なんて居なかった。1人を除いて……。🌸の姉貴だ。
寂しそうな表情と微笑みを向けお別れをした。舎弟に優しく付き添っていた。それらー連を見ていたポンコツ舎弟は”悲しくねぇのかよ”や”冷血な人だ”なんて耳が腐ることを言いやがる。それらを聞いた何人かはブチギレ掛けていたが🌸の姉貴が止め葬儀が終わった。みんなそれぞれ分かれて解散していた。しかしどこにも🌸の姉貴がいなかった。
🔥「親っさん🌸の姉貴どこか知りませんか?」
すると親っさんからはまたかと言いたげな表情で”丁度いい。××ってとこ行ってくれ。そこに居る。そんでそろそろ1人でってのやめろと言っといてくれ”そう言われ分からないままxxというとこに向かった。そこには大きな1本の大木。そしてその木の下で座り込み上を向く人がいた。🌸の姉貴だ。急いで近づくと何をしていたか分かった。一人で苦しそうに悲しそうに寂しそうに泣いていた。子供のように口を大きく開けボロボロ大粒の涙を流し泣いていた。今まで色んな人が亡くなってきた。その度に居なくて帰ってきた頃には笑っていた。いつも…いつも…ひとりで……その瞬間 涙とともに走り出していた。
🔥「🌸の姉貴!!!」
ボロボロ止まらない涙と共に声を上げ🌸の姉貴を呼ぶ。体をビクッかせ振り返る🌸の姉貴に向かってもう一度叫ぶ。”1人で泣かないで!弱音をはいて欲しい”真っ直ぐ伝えると話をしてくれた。2人は🌸の姉貴を拾い鍛え育ててくれた恩師。そして初めての家族だと。寂しい。言い終わると同時に俺を抱きしめボロボロ泣いた。つられるように一緒に泣いた。もう帰ってこない…なら今いる大切な🌸の姉貴を絶対に寂しい思いさせず守ると心に決めた。
🍣
いつも笑顔でみんなを明るくさせ落ち込んでるやつにはすぐ近づいて笑顔にする🌸の姉貴。俺を拾ってくれたのはいが親父と🌸の姉貴。🌸の姉貴は”笑拗怒”の顔ばかり。俺は知ってんだ……どんな人間でも泣くことを。”🌸の姉貴…何でそんなとこで泣いてんだ”
入ったばっかの新入が数ヶ月で死んだ。泣くやつは居なかったが悔しそうな顔するやつは多かった。🌸の姉貴は棺に微笑みを向けて挨拶してた。みんな飯行くってのに🌸の姉貴は用事。酒豪の夢はまた今度でいい。今は何故か🌸の姉貴を探したい。そばに居たい。その気持ちで頭がぐちゃぐちゃ。見つけた。あんまり人がうろつかねぇ裏手。喉まで出かけた言葉
🍣「”🌸の姉貴…何でそんなとこで泣いてんだ”?」
でも出た言葉は🌸の姉貴の名前。
誰かが来るとは思っていなかったのだろうすごく驚いてた。ボロボロ出る涙を必死に拭う姉貴を見て走り出した。
🍣「🌸の姉貴」
初めての感覚にパニックにもなりつつ言葉を出す。
“一人で泣いて欲しくない”
自分にもよく分からないが🌸の姉貴に一人で泣いて欲しくないと思った。素直に言うとポロポロ流してた涙が止まり面白おかしく微笑み頷く姉貴に焦っていた感情が落ち着いた。
🍓
いつもほちゃらけ優しさ満点姉貴が初めて辛そうな顔をした。みんなギョッとした顔で慌てて心配する。しかし”大丈夫”といい出掛けていく。確実に大丈夫なわけない。すぐ追いかけ裏路地で姉貴を発見名前を呼んだ瞬間気づく。姉貴は泣いていた。追いかけられてたとは知らなかったらしく”えっ!?”と驚き急いで泣きジョーク的なことを言う姉貴に少し声を荒らげた。
🍓「そんな訳あらへんやろ!!🌸の姉貴!弱音を隠さへんでください!極道は家族や!俺達や舎弟も🌸の姉貴を頼ってます!てか頼りっぱなしです!隠さんで頼ってください…周りのみんな……🌸の姉貴の味方やねん…🌸の姉貴がみんなを笑顔にするようにみんなは🌸の姉貴にわろぉて欲しいんや!1人で抱えんとってください」
その真っ直ぐな言葉に微笑み、そしてその日から頼ってくれるようになりみんなほっとするのであった。