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物置と和室を何度も往復する女房を視界の端に捉えつつ、自分は遺言書を書く準備をした。

戶介(兵隊になったらいつ、あの世に行くか分からんからな)

そう考えつつも、自分は何処か死ぬ前に戦争が終わるんじゃないか、生きて帰ってこれるのでは、と思いつつそれでも悔いの残らぬ様、書いた。

書き終えて少し経った位に、女房も準備を終えた様だ。

梦「用意が出来たので明日にでも、出発出来ますよ」

戶介「そうか、なら今日はもう日が落ち始めてるから夕飯を食べて共に寝よう」

そう言って俺達は、夜ご飯を食べて少しして寝た。

君と過ごす最期の時

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