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元貴side


僕は若井に

“やらないといけない事があった ごめんね”

とメッセージを送った。

いきなりドアを閉めてしまい、

申し訳ない気持ちもあるが、

僕の心はもう限界だった。

好きな人と一緒に学校で過ごしたのにも

関わらず、夜も会うなんて…

しかもいきなり…


そう考えるだけで顔が熱くなるのを感じる。

…嬉しいけどね?耐えられない…///

あそうだ!あの言葉の意味って何だったんだろ…

明日もう一回若井に聞いてみようかな…




翌日、僕は早めに学校へ向かう。

早めに学校へ向かった訳は分かりますね?

そうです。彼に会うためです。


靴箱のロッカーを開けると、

何やら可愛らしい封筒が入っていた。

元貴『…?』

恐る恐る開いてみると、

そこにはこう書かれていた。


“ずっと前から好きでした

良かったら付き合ってください”


…これ僕宛、?

女子と話した事なんて高校に入ってから

ないんだけど…

僕が呆然と立ち止まって手紙の文字を

見ていると、肩に違和感を感じて後ろを向いた。


滉斗『…おはよ』

元貴『若井っ…おはよう、///』

いきなり若井に肩を組まれて嬉しい気持ちと、

距離が近くて緊張するような気持ちが

混ざって思わず顔が熱くなる。


滉斗『…それ、貰ったの?』

元貴『靴箱に入ってて…』

僕が説明しようとすると、

若井は僕の体の向きを変えて、靴箱に

壁ドンをした。(肘を壁につける方の壁ドン)


元貴『わっ…若井っ…////』

滉斗『了承すんの?』

突然の質問に頭がこんがらがる。

好きな人に壁ドンされて、見つめられて…

想像しただけで爆発しそうになるのに、、

今されてるんだ、僕、、//


少し間をあけてから口を開いて若井に伝える。

元貴『…しないよ、僕、好きな人いるもん、///』

滉斗『…誰?』

あの事をいっそ若井に打ち明けてしまおうか

迷ったけれど、若井を困らせる事はしたく

なかったから、言うのはやめた。

その代わりに、好きな人がいることだけ

伝えようと思って若井に打ち明けた。

…少しは僕のこと、視野に入れてくれるかな、?


元貴『言わないよ、///』

滉斗『特徴教えて』

元貴『はぁっ…?!////』

予想外の反応につい声が漏れる。

特徴…?若井の…?

あり過ぎて答えられないよ…////


元貴『や…優しくて…///』

滉斗『…うん』

元貴『…かっこよくて…//』

滉斗『うん、?』

元貴『…ずっと一緒にいたいな、って、

思える、方…です、////』

僕がカタコトになりながらそう言うと、

若井は僕の顎を2本の指で上に持ち上げ、

顔を近づけて言った。(顎クイ)


滉斗『…それ俺じゃない?笑』

元貴『!? 何馬鹿な事言っ…////』

僕がそう言おうとした時、

僕の唇に何か柔らかい物が当たった感触がした。


滉斗『俺は好きだよ 元貴の事』

元貴『へ…?///』

何が起こったのか状況が理解できず、

ただただ若井の目を見つめていた。

僕が状況を整理しようと考えようとした時、

若井は僕の頭を撫でながら言った。


滉斗『俺教室行くね』

そう言って若井は僕から離れ、

1人で教室へと向かって行った。


…僕、今、若井に…キスされて、、

僕がその場にへなっと座り込んだ。

好きな人に…面と向かってキスされて、、

あの時は事故だったといえど、

今のはちゃんとしたキス…?

ぶわ〜っと顔が熱くなるのを感じる。


僕、初めてを…若井に…////

ドクドクと心臓が脈打っていた。

揺れる想いの行方

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