黄side
〜回想〜
僕は、必死に練習を重ねて、強くなった
赤に会うために
それが僕の目標であり、頑張るための糧にしていた。
今日は、全国中学剣道大会。
この大会で会おうと、赤と約束した。
あんなに強い赤だから、出られたはず。
赤の中学校は確か…
『赤犬中学校』
座席は…
あそこだ!
あれ、?
居ない…?
いやいや、、まだ来てないだけかもしれないし。
その日、赤が来ることは無かった
一晩中、泣いた
赤は約束を忘れてしまったの?
僕のことを忘れてしまったの?
こんなに頑張ったのに
見てもらいたかったのに
一緒に…戦いたかったのに、、
並べられると思ったのに。
その時の、あの夢は叶わなかった
会えるはずだった。
悪夢を見るように魘された
それほど会いたくて堪らなかった赤が、今、目の前にいるの、?
信じられない。
桃「黄、誰?」
黄「えっと…お友達です!」
桃「…行ってきなよ」
黄「え、?でも…」
桃「このままどっか行ったら、あそこにいるやつが悲しむぞ」
黄「…それもそうですね」
桃「俺も行っていい?」
黄「もちろんです!」
赤「黄ちゃんっ!…と、?」
桃「俺桃。」
赤「桃さん…?」
黄「そちらの方は、?」
青「えっと…!青っ…て言い…ます!」
黄「そんな緊張しなくても…笑」
青「赤くぅん!泣もう無理!恥ずか死ぬ!」
赤「えぇ…?」
赤にそんなにベタベタしないで欲しい…
あれ、?そんな事思ってないのに…
そもそも初対面じゃん!
黄「そういえば赤たちはなんでこっちの方に来たんですか?」
赤「あ〜…実は…」
黄「え゛ッ!?そんな大事な事の邪魔しちゃったじゃないですか!!」
赤「全然邪魔じゃないよ!」
黄「早く行ってあげてくださいッ!」
青「あの〜それが黄さん…」
赤「ちょっと間に合いそうにないんですよ…」
黄「えぇ?!」
青「このままだったらどこかに泊まらないといけないから…1回家に帰ろうと…」
桃「赤…さんと…青…さん」
赤「はい、?」
桃「俺ん家近くなんで泊まります?」
青「え?それは桃さんに迷惑じゃないですか、、」
桃「全然良いんだけど…やっぱあれだよな。初めましての人の家嫌か…」
赤「いやいやそういう訳じゃ…汗」
黄「!桃くん…」
桃「ん?」
ゴニョゴニョ
桃「それいいな!」
青「え?」
桃「赤と青と黄で俺ん家泊まらね?✨」
黄「それだったら大丈夫でしょ!」
赤「あ…えと…?」
……To be continued
コメント
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どうなっちゃうんだぁ〜!赤くんのことは黄君につたわったのだろうか…