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夏の終わりに君と僕は

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夏の終わりに君と僕は

2 - 第一章 夏の恋〜第1話〜

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2022年10月27日

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昔亡くなったおじいちゃんから聞いた事がある

愛とは儚くてすぐに砕け散るものだと

私はその瞬間から恋が少し怖くなった

けど恋ってそんなんじゃないんだよって今ならはっきり言えるの

それは、彼氏のおかげ

隼人君のおかげ

「早く、会いたいなぁ……」

真っ白な壁に囲まれた個室の病室……

事故の後遺症が今は悪化してしまってただいま2週間入院している

「紬ちゃん?彼氏くん来たわよ!」

「!」

やっと来た隼人君だっ、ゼリー買ってきてくれたかな……好きなんだよね、〜

「紬〜!」

明るい声の青年……私より背が低そうな茶髪で目が黒くて見ていたら吸い込まれそうな瞳の、……

「隼人くん!」

女子よりも可愛くて、私の大事な彼氏だっ、

「ごめんね?顧問の先生がうるさくてさぁ」

そう言って苦笑いする隼人くんもまた可愛い……ほんとに私隼人くんが好きなんだなぁ

「そういえば隼人くんって、陸上部だっけ、?」

「そーそー、来週の日曜日大会でさ……」

大会…そっか、今夏か、夏はどの部活も大変だもんね

「試合、私も見に行きたいなぁ……」

「今年見に行けなくても来年見に行こう?」

!ほんとに、嬉しい言葉をかけてくれるなぁ……来年生きてるか分からないのに…

風が涼しい…スイカの匂いがする、美味しそう……

……ぁ、そうだ、ゼリー……

「隼人くん、ゼリーは、?」

「……ぁ、シュークリーム買ってきちゃった、」

普段はきっちりとしてるのに……

なんでこうゆう時だけ、?

「そういうとこも好き……」

「ん〜?ぁ、そろそろ帰らないと……」

ぇ、?今何時だろ、?さっき来たばっかりなのに……

「明日も来るから……ね?悲しそうな顔しないで?」

!また顔に出てた、?ほんと、この顔はッ

「また明日!」

「うん、待ってるっ!」

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