fwhb
モブがいろいろ登場します。
ご本人様とは関係ありません
「お帰り、姫。」
「ご指名ありがとうございます」
ここはいわゆるホストクラブ。
姫をかわいがる仕事(よくわかってない。)
そこで働く不破湊は姫の対応をしながら家で待つ自分だけの可愛い姫、雲雀のことを考えていた。
早く帰りてぇ。
そう思っていると店のドアベルが鳴る。
「おかえり。ひ…ば?」
「こんちわ。」
照れたような笑顔で店に入ってくる雲雀。
「どしたん?」
「いやっその…。」
「君が雲雀君?君のところのオーナーから話は聞いてるよ。」
この店のお偉いさんが出てきて雲雀と話し始める。
「今日はよろしくお願いします。」
「うん。君の教育係は…」
「俺がやります。」
「まぁ、知り合いみたいだしその方がいいね。よろしく。」
「うす。」
そんなこんなで雲雀の教育係になった不破はスーツに着替えている雲雀のことを考えた。
あんなかわええ子がホストなんぞやって平気なんか?食われへん?
「わっちさんどうっすか?」
「ぉぅ…。」
スーツに着替えた雲雀はいつもはふわふわなのになんかキラキラしていた。
「かわええよ。」
「むぅ。かっこいいがいいです。」
「ひばはかわええ。」
「///そうっすか。」
「はいそこーいちゃつかないでー」
不破の同僚たちが棒読みでそう言ってくる。
「ほーい。…手ぇださんといてな?」
「出さねぇよ…。過保護かよ。」
なんやかんやあり、雲雀はホールに出ることになった。
「えー?君が新入り君?チョーかっこいいじゃぁん」
「え、あざっす。」
不破はそんな女と雲雀のやり取りを見て奥歯をギリリと噛みしめていた。
なんなんあの女。ひばはかわええだろ。てか触るな。
「おーい?大丈夫か?」
「ぜんっぜん。」
「ま、彼にも事情があるみたいだし、あんま気にすんなよ!!」
不破は同僚にまで心配され、さすがに態度に出しすぎたかと行動を改める。
自分も女の子の相手をしていると突如として銃声が聞こえた。
「っっっっ‼‼‼‼」
「わっちさん!!隠れて‼‼」
雲雀のよく通る声が聞こえる。
だんだんと頭がはっきりとしてきて誰が犯人だかわかってきた。
おそらくあのサラリーマン風の男。
こんなことをする理由は彼女に振られた腹いせかはたまた違う原因か。
「こんなとこ…ぶっ壊してやる…殺してやる…殺してやる‼‼‼」
どうやら錯乱状態のようで周りが見えていない。
雲雀が犯人に向かって飛び出した。
「っ‼‼ひば‼」
目にもとまらぬスピードで犯人のもとへたどり着き、手と蹴飛ばし銃を落とさせる。
「クッソぉ!!この野郎‼‼」
「おにぃさん。無駄なことはせんほうが良かったなぁ。」
にっこりと笑い男が隠し持っていたと思われるボタンを取り出す。
「これ、爆弾やろ?やりすぎやなぁ。」
「どうやってそれを…‼‼」
「Room4Sってきいたことない?そこのお手伝いをしとるんよ。」
「はぁ…?」
「だからさ、ちゃんとつかまって償って。まだ、誰も殺してないから、罪も軽くなるはずやから。」
「は、はははは、あはははは‼‼‼」
急に男が笑い出す。そして隠し持っていたナイフで雲雀を刺した。
「ぐっ」
「俺はな、お前みたいな偽善者が大っ嫌いなんだよ‼‼‼」
「はぁ…?」
不破は自分の中で何かが切れる音がした。
「おい、てめぇひばに何しとんの?刺した?おいなんとか言えよ。あ”ぁ”?」
「ひっ」
「偽善者だぁ?てめぇがクズでなんもできないくそやろうやからそう見えるんとちゃうん?」
「くっくるなぁ‼」
「脇開きすぎ。お前にわっちさんはさせないよ。」
「え?」
雲雀が急に立ち上がってナイフを奪う。
「わっちさん!今‼‼」
「了解っと‼」
雲雀の声に合わせて不破が犯人を取り押さえる。
いつの間にか警察も到着しておりすぐに男は捕らえられた。
警察にいろいろと事情聴取をされたがそれも終わり帰路に就く。
「わっちさん!ほんっまにすんません!!」
いわく、Room4Sに来た任務が不破のいるホストクラブについてだったらしく雲雀が来たということらしかった。
「なぁ、ひば。」
「はい?」
「俺さ、ひばが刺されたときほんまに心臓止まるかと思ったん。」
「はい。」
「ひば、死なんで。任務でも危険なことはあんまりせんで。」
「ふはっなんか俺がいつもせらおたちに言ってるみたいっすね。」
「だいじなことよ?」
「はい。ご心配をおかけしました。」
「…なぁ、ひば。今度客としてホスト来ん?」
「え?」
「ひばのことめいっぱい甘やかしたいんよ。」
「…行ったらいっぱい可愛がってくれるんですか?」
「もち。」
事件が落ち着いた後、ホストクラブへ向かう雲雀のことを見たとか見てないとか…。
たっくさん甘やかされました。
コメント
1件
最高の作品ありがとうございます!! 部活中に通知来てて即見ました! 話の内容がとても好きですし、不破っちの嫉妬が可愛い…!!